経済産業省が、2030年までにIT人材は最高で71万人不足すると発表しました。加えて、新型コロナウイルスの影響により、副業としてプログラミングを勉強する人も増えてきました。
このような現状により、最近はエンジニアやプログラマーを目指す人が増えています。そして、エンジニアやプログラマーを目指す人の増加により、プログラミングスクールの数も充実しています。
一方で、「自分に合うスクールがどこか分からない。」「どうやって比較したらいいか分からない。」「おすすめのプログラミングスクールを知りたい。」といった声も聞きます。
この記事は、そんな読者の皆さんの背中を後押しできる情報を網羅してみました。プログラミングスクールに通おうとしているみなさん向けに、以下をご紹介します。
・さまざまな側面からみたスクールの比較基準
・主だったスクールの情報
・比較する時に便利な専門用語
ぜひ一度読んでみてください。
目次
プログラミングスクールの比較ポイント
ここではスクールを選ぶポイントをお伝えします。今では、勉強できるプログラミングを無料で勉強できるサイトや書籍も多く存在します。
そんな中、なぜスクールへ通うのでしょうか?
各ポイントについてみていきましょう。
比較ポイント①スクールに通う目的
インターネットが一種のインフラになった現代では、プログラミングはさまざまな場面で活躍しています。アプリケーション制作、WEBサイト制作、システム開発などの仕事に就きたいのなら、プログラミングの習得は必須です。
スクールに通う目的は主に3種類あります。
・IT業界への転職したい
・教養としての勉強がしたい
・副業やフリーランスで収入を得たい
目的を明確にしましょう。
スクール選びにおいてもっとも重要なことは『自身の目的や目標に合うスキルを身につけられるか、否か』だからです。どんな職種に就きたいか、どんな業界へ入りたいかを考えてみましょう。
比較ポイント②受講スタイル・受講時間
スクールは一概に、従来の通学型のみではありません。いろいろな生活スタイルに合わせた多種多様なスクールがあります。
さまざまな側面からメリット・デメリットをみていきましょう。
オンライン型か通学型か
受講スタイルは主に2種類あります。オンライン型と通学型です。講義を受講する時間は、オンライン型の場合は個人のペースで出来ます。通学型は時間割スケジュールによります。
オンライン型は24時間いつでもどこでも学習できます。動画での講義が多いためです。
通学型は、モチベーションの維持が比較的容易です。教室にいる仲間と切磋琢磨できるためです。
短期か長期か、夜間か
集中的に効率よく学ぶ短期か、じっくりしっかり学ぶ長期があります。また、昼間は働いて夜間に勉強したい夜間コースを設けているスクールもあります。ライフスタイルや目的に合わせて期間を選びましょう。
比較的難しいと言われている言語(JavaやC言語など)を勉強する場合や、集中的に勉強する時間が少ない方は長期がおすすめです。
逆に比較的習得が早い言語(HTMLやCSSなど)を学習する場合や、まるまる一日勉強できる時間がある方は短期集中型がおすすめです。
余裕を持ったスケジュールをおすすめします。急ぎすぎて、挫折したり習得できないのでは本末転倒になってしまいます。
転職・就職『支援』か、『保証か』
転職・就職支援の方はあくまでもサポートのみです。保証の方は、仮に転職が成功しなかった場合、料金が全額あるいは一部返金されます。ただし、受講条件や返金条件が厳しい側面が多いので条件はよく確認しましょう。
サポート内容については、どちらも同じスクールが大半です。
比較ポイント③習得できる言語
習得できる言語には特に注意しましょう。しっかり、ご自身の目指す職種に対応した言語を学習できるスクールを選択してください。
例えば、WEBデザイナーやフロントサイドエンジニアをを目指す方がJavaを習得しても意味がありません。Javaはユーザーから見えない部分を作る言語です。
逆に、バックサイドエンジニアを目指す方がJavaScriptを学習しても、転職活動で行きづまります。JavaScriptは主にユーザーから見える部分を作る言語です。
比較ポイント④料金・給付金対象の有無
料金は1万円台から数百万円台までさまざまです。労働省が指定する『専門実践教育訓練給付金制度』に認定されているスクールもあります。条件を満たすと、最大で56万円まで援助してもらえます。
料金はご自身の目的が達成するのに、妥当かどうかをきちんと見極めましょう。確実に転職をしたい方は、多少高くとも転職サポートがついている方が安心です。
教養として基礎を学びたい、まずは自身にあっているか確認したいという方には、比較的安い受講料の方がいい場合があります。
比較ポイント⑤就職・転職のサポート
IT業界へ就職または転職したい方には、転職サポートがあるスクールを選びましょう。キャリアカウンセリング、履歴書や志望理由、面接の受け方などをサポートしてくれます。
入校前に、転職サポートについて以下のポイントを確認しましょう。
・サポートの内容
・サポート期間
・カウンセリング体制
・転職成功率は何%か。内、第一希望の業界や企業へ入れた人はどの程度か
・就職先は複数紹介してもらえるかどうか
特に志望理由の添削は必須と考えてください。
理由は、面接の際真っ先に聞かれ、もっとも企業側が重要視する項目だからです。適当であったり、的外れな志望理由では、例え技術力があっても、希望する企業に入ることは難しくなってしまいます。
おすすめプログラミングスクール比較ランキング
価格帯、言語、受講スタイル、転職支援、ポートフォリオ作成支援、受講期間、サポート時間について、この記事では10校について詳細にまとめてみました。
おすすめ1位:GEEKJOB
おすすめ1位に選んだのは、GEEKJOBです。最短1ヵ月でエンジニアに必要な基礎スキルを学ぶことが出来ます。
またGEEKJOBが人気の理由として、完全無料で学べるという点です。無料というと初歩的なものだけ学べて、後半は有料というものをイメージするかもしれませんが、GEEKJOBは異なります。就職先からGEEKJOBに成功報酬が支払われる仕組みで、完全無料を実現しています。
価格帯 | 無料~ |
言語 | Java または Ruby |
受講スタイル | オンライン |
転職支援 | 『プレミアム転職コース』『スピード転職コース』の有り『プログラミング教養コース』は無し
有り(履歴書・経歴書の添削、面接対策、志望理由・ポートフォリオの添削、その他面談サポート) |
ポートフォリオ作成支援 | 『プレミアム転職コース』は有り |
受講期間 | 『スピード転職コース』は最短22日間
『プログラミング教養コース』は2ヵ月間 『プレミアム転職コース』は3ヵ月間 |
サポート時間 | 毎日午前10時から午後6時頃 |
良い点 | ・講師へチャットかビデオ通話で質問ができる ・学習目標を講師と決めることができる ・スケジュールに合わせて柔軟に勉強ができる ・学習する言語を選択することができる |
注意すべき点 | ・『スピード転職コース』については詳細が公開されていないため、実際にカウンセリングを受ける必要あり ・公式サイトには情報が少ない。カウンセリング前に気になる点をまとめておくことが重要と思われる |
キャンペーン | 特になし |
おすすめ2位:DMMWEBCAMP
プログラミングスクールおすすめ2位に選んだのは、DMMWEBCAMPです。
DMMWEBCAMPには以下の3点で、「未経験からエンジニア転職を目指す」環境が整っています。
- 未経験者に最適な学習内容を盛り込んだカリキュラム
- キャリアサポートの手厚さ
- 転職保証制度(20代限定)
初心者でもエンジニアになれるようサポートしていきます。
更にDMMWEBCAMPの取り扱う求人は、限定求人・非公開求人を含めて300件以上。これらはDMMグループの信頼の高さから繋がった求人です。
質の高い求人紹介から、転職後の離職率は1%とも言われています。
価格帯 | 転職コース「短期集中講座」<3ヶ月の学習とキャリアサポート> 69万800円(税込) 転職コース「専門技術講座」<4ヶ月の学習とキャリアサポート> 91万800円(税込) (専門実践教育訓練給付金制度の対象講座なので、条件を満たせば実質35万800円(税込)で受講可能) ※分割払い可能 |
言語 | コースによって異なる |
受講スタイル | オンライン |
転職支援 | エンジニア転職コースにあり(履歴書・経歴書の添削、面接対策、志望理由・ポートフォリオの添削、ビジネス研修サポート、その他面談サポート) |
ポートフォリオ作成支援 | |
受講期間 | 4週間から6ヵ月 |
サポート時間 | 午後3時から午後11時 |
良い点 | ・転職サポートの中に、ビジネス研修がある ・エンジニア転職コースのうち、専門技術コースは厚生労働省の専門実践教育訓練給付金の対象となる ・多種多様なコースを組み合わせて学べる |
注意すべき点 | ・転職保証制度ありだが、短期集中コース・就業両立コースのみ。そのほか細かい条件があるので注意 ・各コースに開始日があるので注意 |
キャンペーン | ・カウンセリング後1週間以内に対象のコースを受講契約すると最大で50,000円キャッシュバック ・2022年3月31日まで最大で10万円キャッシュバック ・複数のコースを受講すると、最大で8万円キャッシュバックされる。 |
おすすめ3位:RUNTEQ
おすすめのプログラミングスクール第3位は、RUNTEQです。
現場のノウハウを習得できるカリキュラムで、自走力のあるエンジニアを目指します。Ruby on Railsを中心に入門、基礎、応用と段階を踏んで学んでいきます。
RUNTEQは「ポートフォリオ制作」に重きを置いています。
アイデアの出し方から指導した卒業生のポートフォリオは、他のプログラミングスクールのものとは違う個性的な内容ばかり。
独特のポートフォリオで面接で話題をさらいながら確かな技術力をアピールし、エンジニア転職成功へ繋げていきます。
価格帯 | 税込437,800円 |
言語 | Ruby |
受講スタイル | オンライン |
転職支援 | あり(履歴書・経歴書の添削、面接対策、志望理由・ポートフォリオの添削、その他面談サポート) |
ポートフォリオ作成支援 | あり(アイディア出しから、 ER図、プログラミング面でのサポートあり) |
受講期間 | 約9ヶ月 |
サポート時間 | 公式サイトに記載なし |
良い点 | ・中間試験・卒業試験があり、強制的に勉強する環境が整っている。 ・ポートフォリオ作成の手厚いサポートがある。 ・受講生同士のコミュニティがあり、モチベーションが保ちやすい |
注意すべき点 | ・面接官に、ポートフォリオは本当に自分の力だけで作れたのか疑われてしまう可能性がある。技術力をみられる面接で、これは打撃が大きい。 |
キャンペーン | 特になし |
おすすめ4位:ポテパンキャンプ
おすすめランキング第4位は、ポテパンキャンプ。
ポテパンキャンプでは、未経験からWeb系開発企業への内定を目指します。
受講生の92%がプログラミング学習未経験者で、”未経験からエンジニア転職を目指す”ノウハウが豊富。カリキュラムは理解しやすいように、図解や動画を盛り込んだオリジナルを使用します。
更に就職先は、”ホワイト企業”が多数の「自社開発企業」が多いと言われています。未経験から働きやすい職場を目指したい方におすすめのプログラミングスクールです。
価格帯 | 440,000円(税込) |
言語 | HTML、CSS、JavaScript、Ruby |
受講スタイル | オンライン |
転職支援 | あり(履歴書・経歴書の添削、面接対策、志望理由・ポートフォリオの添削、その他面談サポート) |
ポートフォリオ作成支援 | あり |
受講期間 | 5ヵ月 |
サポート時間 | 毎日午前10時から午後11時 |
良い点 | ・100社近い大手と提携しているので、優良企業を紹介してもらえる。 ・仮に転職できない場合、全額返金保証あり(条件に注意)。 ・2000件近い過去の受講生の質問を参考にできる |
注意すべき点 | 質問の回答に数時間かかることがある |
キャンペーン | なし |
おすすめ5位:レバテックカレッジ(大学生・大学院生限定)
おすすめのプログラミングスクール第5位は、レバテックカレッジ。
レバテックカレッジは大学生限定のプログラミングスクールで、就職活動まで支援してくれます。
受講料はプログラミングスクールの中では非常に安価で、入学金なしで月額29,800円。これだけ安い理由は、優秀な学生を採用したい企業がスポンサー料を払っているから。
PHPを使ってWeb開発の一連の流れを経験。オリジナルアプリケーションを完成させていきます。
価格帯 | 入学金なし。月額29,800円(3ヵ月で修了すると89,400円) |
言語 | HTML、CSS、JavaScript、PHP、AWS |
受講スタイル | オンライン・通学スタイル(渋谷) |
転職支援 | あり(履歴書・経歴書の添削、面接対策、志望理由・ポートフォリオの添削、その他面談サポート) |
ポートフォリオ作成支援 | あり |
受講期間 | 3ヵ月 |
サポート時間 | 通学スタイルは平日12時から午後10時まで。土日は片方のみ開校。 オンラインは公式サイトに掲載なし |
良い点 | ・PHPが学べる(学べるスクールは案外少ない) ・学費が安い |
注意すべき点 | 学生限定のスクールであること |
キャンペーン | なし |
おすすめ6位:侍エンジニア
おすすめ第6位に選んだのは、侍エンジニアです。
侍エンジニアの最も大きな特徴は、マンツーマンレッスンを実施していること。受講生一人ひとりに合わせた学習が実現します。
専属講師とのマンツーマンレッスンは疑問解決と、モチベーション維持がしやすい環境。
更にカリキュラムは受講生と相談し、それぞれに合ったものを計画していきます。
「専属講師」「最適なカリキュラム」と共に、理想とするキャリアを目指していくのです。
加えてカリキュラム内でポートフォリオ制作を実施。専属講師と共に制作するので、クオリティの高いものに仕上げられます。
価格帯 | ●●●●●●●●●● |
言語 | オーダーメイド式。おそらく学習できない言語はない |
受講スタイル | オンライン |
転職支援 | 転職保証コースにあり(履歴書・経歴書の添削、面接対策、志望理由・ポートフォリオの添削、その他面談サポート) |
ポートフォリオ作成支援 | 転職保証コースにあり |
受講期間 | 4週間から48週間 |
サポート時間 | 午前8時から午後10時 |
良い点 | ・週1のマンツーマンレッスンあり ・時間外の質問も、条件によっては可能 ・フリーランスを目指す人向けのコースがある ・オーダーメイド式 ・インフラ開発やツールの使い方講座もある(一般的には無い) ・ゲーム開発も可能 |
注意すべき点 | ・授業料がかなり高額 ・コースによっては人数制限があるので、カウンセリングを受けること |
キャンペーン | 2022年3月15日まで最大79,750円割引あり |
おすすめ7位:コードキャンプ
おすすめのプログラミングスクール第7位は、コードキャンプです。
コードキャンプの受講生は50,000人を突破し、利用者満足度は97.1%と高水準。多くの受講生を指導してきたノウハウがあります。
利用者満足度が高いのは、「教育の品質の高さ」と「マンツーマンレッスン」が理由。
コードキャンプの教育は300社以上の企業が研修で導入しており、品質の高さがうかがえます。
指導は技術力の高い講師とマンツーマンレッスン。疑問点を速やかに解決できて、成長スピードが格段に早くなるでしょう。
価格帯 | ●●●●●●●●●● |
言語 | それぞれのコースに準ずる |
受講スタイル | オンライン |
転職支援 | あり(履歴書・経歴書の添削、面接対策、志望理由・ポートフォリオの添削、その他面談サポート) |
ポートフォリオ作成支援 | CodeCampGATEにはあり |
受講期間 | CodeCampGATEは4ヵ月。その他は選択する回数、日数による。 |
サポート時間 | 午前7時から午後23時40分 |
良い点 | さまざまなコースを、自分好みにカスタマイズできる。 |
注意すべき点 | 料金が非常に細かく設定されているので、事前に確認すること。 |
キャンペーン | プログラミング初心者応援キャンペーン。受講料より10,000円割引あり。 |
おすすめ8位:テックアカデミー
おすすめランキング第8位は、テックアカデミーです。
テックアカデミーのメリットは、「最適なコース選択ができること」と「講師の質の高さ」。
コースについては業界最大級のコース数を取り扱っており、その数は単体のものだけで30種類。
更に一つのコースで複数の受講期間を展開しているので、どんな生活環境の人にも最適なコース選びが実現するのです。
そして講師のサポート内容は、週2回のメンタリングとチャットサポート。
特にチャットサポートの返信時間は”1分”と驚く程の速さ。悩む時間が少なく済み、スピード感を持って学習を進めていけます。
価格帯 | 転職テックアカデミーPro:437,800円 |
言語 | フロントエンド・バックエンド・デザイン・AI・スマホアプリ・データサイエンティスト・Webマーケティング、コースによって必要な言語全て。 |
受講スタイル | オンライン |
転職支援 | 『転職テックアカデミーPro』にのみあり。(履歴書・経歴書の添削、面接対策、志望理由・ポートフォリオの添削、その他面談サポート) |
ポートフォリオ作成支援 | 転職テックアカデミーProにはあり。各コースによって異なる。要確認。 |
受講期間 | 転職テックアカデミーProは16週間。その他は、上記料金表を参照のこと。 |
サポート時間 | 毎日午後3時から午後11時まで |
良い点 | ・毎週2回のマンツーマンメンタリングで、学習について相談できる ・自分のやりたいことを自由に組み合わせられる |
注意すべき点 | コースが細かいので、事前に内容を確認する必要あり。例えば、ポートフォリオの作成支援があるか否か、返金制度はあるか否かなど。 |
キャンペーン | 『転職テックアカデミーPro』は、厚生労働省認定専門実践訓練給付金に指定されており最大で70%返金される(条件あり)。 |
おすすめ9位:テックキャンプ
おすすめのプログラミングスクール第9位は、テックキャンプ。
テックキャンプは、未経験からエンジニアになるまでの流れを網羅しています。
1年かけて作り上げた教育プログラムは、未経験者でも確かな技術が身に付く内容。実務と同じ流れを経験し、実践スキルを身に付けます。
更にカリキュラムはRubyの生みの親である”まつもとゆきひろ氏”が監修しており、分かりやすさに特化して制作。
分かりやすさと実務スキルに特化したカリキュラムを使用し、転職成功実績は3,200名を超えると言われています。
価格帯 | 短期集中スタイル:657,800円(税込) 夜間・休日スタイル:877,800円(税込)副業・フリーランススタイル:記載なし。要確認。 |
言語 | Ruby |
受講スタイル | オンライン |
転職支援 | あり(副業・フリーランススタイル:記載なし。要確認)『 |
ポートフォリオ作成支援 | あり |
受講期間 | 短期集中スタイル:10週間 夜間・休日スタイル:6ヵ月 |
サポート時間 | 毎日午前11時から午後10時 |
良い点 | ・開始して2週間以内なら、全額返金制度あり ・転職活動開始後、内定が出なかった場合、全額返金制度あり(条件あり) ・独自の学習スケジュールで、無理なく学習ができる |
注意すべき点 | ・いつでも始められるのではなく、開始時期に指定がある ・授業料が高額 ・料金返金についての条件が細かい |
キャンペーン | エンジニア転職コースは、厚生労働省認定専門実践訓練給付金に指定されており最大で70%返金される(条件あり)。 |
おすすめ10位:テックブースト
おすすめ第10位に選んだのは、テックブーストです。
テックブーストは、「利用者満足度の高いプログラミングスクール」第一位に選ばれており、受講生の評判が高くなっています。
テックブーストのコースは、目的に応じてカスタマイズが可能。学習コースやメンタリングの回数、学習期間など細かく決めていきます。更にオンライン・教室の選択や、受講期間の延長も可能。
受講生それぞれの目標が達成できるオリジナルコースを作っていきます。
価格帯 | ●●●●●●●●●● |
言語 | ●●●●●●●●●● |
受講スタイル | オンライン型、通学型(2022年3月時点で渋谷校のみ) |
転職支援 | あり(履歴書・経歴書の添削、面接対策、志望理由・ポートフォリオの添削、その他面談サポート) |
ポートフォリオ作成支援 | ブーストコースのみあり |
受講期間 | 3ヵ月、半年、1年 |
サポート時間 | 公式サイト上では月4回から8回のメンタリング時のみの可能性あり。通学コースの場合、校舎は平日午前10時から午後10時まで。土日は午前10時から午後7時まで開校。 |
良い点 | ・副業コースあり ・受講期間が選べる |
注意すべき点 | ・わからない時にすぐ聞ける環境がない可能性がある。 ・公式サイトに情報が少ない |
キャンペーン | 2022年3月時点で金利0キャンペーン実施中。24回払いまで金利0。 |
プログラミングスクールとは?
さて、おすすめのプログラミングスクールをランキング形式で紹介してきましたが、プログラミング言語とは?通学とオンラインってどっちがいいの?といった点もおさらいしていきましょう。
まだ詳しくないという方は、是非基礎知識としてご活用ください。
プログラミング言語を学べるスクール
プログラミングスクールとは、IT業界で必要な知識やプログラミング言語を勉強するスクールのことです。以下のようなことを勉強します。
・コンピュータやインターネットの仕組みや知識
・プログラミング言語
・ポートフォリオの作成
・転職・就職支援(サポートがあるスクールの場合)
代表的なプログラミング言語
代表的なプログラミング言語をご紹介する前に、いくつか用語の確認をしましょう。
プログラミングでよく使う用語例
・コンパイル
人間が読みやすく書いたコードを、CPUが読めるように翻訳すること
・コンパイル言語
コードをコンパイルする必要のある言語のこと
・スクリプト言語
コードをコンパイルする必要のない言語のこと
・プログラミング言語
コンピューターへ命令を行うための言語のこと。
・フロントサイド
WEBブラウザ側のことをいう。ウェブサイトの”直接ユーザーが見る側”を指す。
・サーバーサイド(バックサイド
データベースやサーバー、各種機能など、ユーザーから見えない部分を指す。
html,css
htmlは、ホームページの画面の骨組みを作る言語です。言いかえるとhtmlはホームページのどこに(配置)何が(部品)あるのかを指定します。
cssはその配置された部品を、装飾する言語です。
JavaScript
JavaScriptとは、htmlとcssで作成したホームページへ動きをつけるためのスクリプト言語です。こちらのサイトのような”動き”を生み出すのがJavaScriptです。
htmlとcssはJavaScriptと合わせて、フロントサイドに必須の言語となります。WEB制作やWEBデザインをしたい方は必ず習得が必要になる言語です。
PHP
PHPはサーバーサイドのデータを利用したホームページ機能を開発できるスクリプト言語です。
例えば、ホームページの問合せ機能を作成できます。ホームページ画面から入力されるデータ(名前、メールアドレス、問合せ内容など)がPHPによってサーバーに保存され、機能として利用できます。
Python
Pyhtonは主に機械学習分野、特にディープラーニングで活躍するサーバーサイド言語です。とてもコードが書きやすく、初心者にもわかりやすいと定評があります。
Pythonはアメリカの電気工学技術の学会誌『IEEE Spectrum』に『2021年度、もっとも使用されている分野の多い言語』として評価されました。
今後もエンジニアの需要が増える可能性が十分ある、という証拠になります。
Ruby
Rubyは国産のスクリプト言語です。直感的な短いコードで動く、非常に使いやすく”美しい”プログラミング言語です。
例えば、他のプログラミング言語だと5行必要なコードを、Rubyなら1行で書けてしまいます。初心者が学びやすい言語といえます。
Java
Javaは、以下のような特徴のある人気のコンパイル言語です。裏方の仕組みを構築するのが得意です。
例えば、クレジットカードや銀行のシステムの構築に使用されています。その他の特徴をみてみましょう。
・求人数がもっとも多い
・安定性と拡張性が大きい(WEBサービス・アプリ、基幹システム、組み込みシステム、IoT開発など使う場面が多い)
・フリーランス案件には使用頻度が低い
業種によって、勉強しておくと良いプログラミング言語をまとめました。参考にしてください。
・WEB開発:HTML・CSS・JavaScript・PHPなど
・組込み・ソフトウェア開発:Java・C言語など
・スマホアプリ開発:Java・Swiftなど
・人工知能・AI:Python・Rなど
・ゲーム開発:Unity・C言語など
通学とオンラインのメリット・デメリット
通学型とオンライン型の学習方法があります。どちらもメリット・デメリットがあり、ご自身の環境と性格と照らしあわせてみてください。
通学型のメリット
・仲間が同じ空間にいるので、モチベーションを保ちやすい
・講師に直接質問できる
・半強制的に勉強に集中できる環境がある
通学型のデメリット
・日時が限定される
・ある程度時間の余裕が必要になる(自宅との往復の時間)
・授業料がオンライン型に比べて、高額になる傾向がある
・地方だと通学が難しい(大半のスクールは都市部にある)
通学型に向いている人の特徴
・モチベーションの維持が難しいな、と感じる人
・仲間と切磋琢磨しながら勉強したい人
オンライン型のメリット
・どこからでも、いつでも好きな時に勉強ができる
・通学の時間が必要ない
・服装に気をつかう必要がない
オンライン型のデメリット
・ある程度のスペックのインターネット環境が必要になる
・モチベーションの維持が難しい
・時間の管理が難しい
オンライン型に向いている人の特徴
・学習スケジュールを自分で管理できる人
・仕事や育児などで、勉強できる時間が限られている人
実際に、ご自宅でProgateやドット・インストール、Udemyなどのプログラミング学習サイトを利用してみましょう。
・集中できたか否か
・わからないところを自分で解決できたか
このような点を、オンライン型か通学型か選ぶ基準にしてみると良いでしょう。
プログラミングスクールがおすすめな人
ネット上の情報では「プログラミングは独学で十分」「プログラミングを独学すると挫折する」「プログラミングスクールはお金の無駄」など、さまざまな意見があります。
ここでは、独学が向いている人の判断基準をみていきましょう。
独学が向いている人
・作りたいものがある方。
例えば、具体的にこういうものが作りたい、というものがあるひとはモチベーションを保ちやすいです。
・時間に余裕のある方。
プログラミングの勉強は、どうしても時間がかかります。
・ご自身で調べて解決できる人。
たいがいのエラーやトラブルは、ネット上に解決策が書かれています。
プログラマーに向いている人の特徴
次に、プログラマーに向いている人の特徴をみていきましょう。あくまでも、特徴ですので当てはまらない=向いていない、という意味ではありませんので安心してください。
・もの作りが好き
プログラマーはコードを書いて、プログラムを構築する職人です。”作る”ということが好きな人でないと、長く続かない恐れがあります。
・集中力がある
コードを書き続けるには、長時間椅子に座っての集中力が欠かせません。
・好奇心がある
IT業界は常に進化しています。理想的なプログラマーは、そういった新しいことを柔軟に吸収していきます。
・倫理的思考力がある
プログラマーはエラーとの戦いです。エラーが生じた理由を順序立てて考えられると、対処が早いです。現場で重宝されるプログラマーになれます。
・ルールに従順
プログラミングはルールの塊です。感覚でプログラミングをしていると、エラーとの戦いに耐えられず、挫折しかねません。
・学習意欲が高い
IT業界は常に新しく物事が変化していきます。学習意欲が高いと、新しいことを素早く吸収し、評価の高いプログラマーになれます。
・調べることをためらわない
たいがいのエラーは、ネット上に答えが書かれています。調べて解決する力もプログラマーの能力のひとつです。
・効率化をめんどうくさがらない
プログラマーは納期との戦いです。コードをどれだけわかりやすく、短くかけるかで評価に差が出てきます。
プログラマーに向いていない人の特徴
次に、プログラマーに向いていない人の特徴をみていきましょう。
・パソコンが苦手な方。
パソコンの基本的な操作が出来ないと、プログラマーとして働くのは難しいです。しかし、学習の中でしっかり身につけることは十分可能です。各スクールにも、パソコン初心者向けの講座を用意している場合が大半です。
・英語が嫌いな方。
プログラミングは英語で記述していきます。英語を見るのも無理、という人には向いていないかもしれません。学習前から少しづつ慣れていくようにすると良いでしょう。
・論理的に考えられない方。
プログラムは原因と結果でできています。その理論的に考えるとすんなり答えが出るトラブルも、感情的な考え方で対応するといつまでも解決できません。
しかし、論理的思考は、学習の中でゆっくりでも身につけることが可能です。エラーを解決する場面に、何度も何度も対応すると自ずと身についてきます。
文系でもプログラマーになれる?
確かに、プログラマーは理系出身が多いです。しかし、企業によっては6割近くのプログラマーが文系出身という場合もあります。
問題なのは文系か、理系かではなくプログラマーになるという強い意志と勉強を継続していく能力です。
プログラミングスクールを選ぶときの注意点
自分の学びたい言語はあるか
もう一度、業種によって、勉強しておくと良いプログラミング言語をみてみましょう。
・WEB開発:HTML・CSS・JavaScript・PHPなど
・組込み・ソフトウェア開発:Java・C言語など
・スマホアプリ開発:Java・Swiftなど
・人工知能・AI:Python・Rなど
・ゲーム開発:Unity・C言語など
例えば、スマホアプリの開発がしたいのならJavaやSwiftを選びましょう。間違ってもHTMLやCSSを選んではいけません。事前に、しっかり学びたい言語がカリキュラムにあるか確認しましょう。
予算内で受講可能か
カリキュラムによって、金額はバラバラです。できるなら、受講する前に見積書を作ってもらいましょう。
クレジットカードの場合は、分割払いやローンの手数料が高くなる傾向にあります。利用する場合は、シュミレーションを行いしっかり事前に確認をしましょう。
期間や時間が無理なく受講できるか
プログラミング学習は挫折しやすいというのは、ちまたでよく聞くことです。カリキュラムを効率よくしっかり身につけるには、余裕のあるスケジュールでのぞむことが重要です。
カリキュラムが事前に確認できる場合があります。ご自身のライフスタイルの勉強できる時間と、受講期間を照らし合わせてみるといいですね。
また、無理は禁物です。特に社会人の仕事がスケジュール通りにいかないことは、よくあります。イレギュラーにも備えた計画を立てましょう。
無料体験・カウンセリングはあるか
「予想していたのと違った」「条件があることを知らなかった」などはよくあることです。事前に気になることや相談したいことをリスト化して、相談を受けましょう。
キャリアサポートはマッチしているか
キャリアサポートがどのようなことをしてくれるのか、事前に確認を行いましょう。
・職務経歴書・履歴書の添削はあるか
・志望理由の添削はあるか
・面接対策はあるか
・業界に精通しているカランセラーを揃えているか
プログラミングスクール卒業後のキャリアパス
スクールを見事卒業し、転職に成功した後をみていきましょう。主に3種類のキャリアがあります。
プログラマーに転職
IT業界は年中人手不足です。未経験や30代の方でも転職は十分可能です。
最高のスタートをきるために、しっかりスクールで勉強をしましょう。即戦力として扱われる人材は、その後のキャリアにも大いに有利です。
社内でのキャリアアップ
IT業界は「できることが多い」技術者ほど、収入が上がり、ポジションも高くなる実力主義の世界です。年齢も、性別も関係はありません。
例えば企業へ派遣される技術者(SES企業で働く人)の場合、資格を取れば取るほど月収が高くなる傾向があります。また、より高単価の案件へアサイン(派遣されること)されやすくなります。
副業でプログラミング
副業を始める際、まず考えつくのがクラウドソーシングサイトだと思います。プログラミングの案件は、フロントサイドやバックエンド共に10万円から20万円が多いです。
特に、プログラミングができる人材は希少価値が高いので、経験を積んでいくと高単価な案件を得られやすくなります。会社に縛られることなく、高収入を得られるようになるでしょう。
プログラミングスクールは安い方がお得?
スクールの受講料は非常に幅がありますね。それこそ数万円から百万円以上するスクールもあります。
ここで気になるのは「どうせ教わることは同じなんだし、安い方がお得では?」という疑問です。確かに、プログラミングの中身自体は全世界共通です。
ここでは、受講料の金額について気になる判断基準をみていきましょう。
MUSTとWANTの項目で安さを比較する
ご自身にとって重要な条件をリストアップし、順位付けしてみましょう。
1.この時間帯は質問できる
2.この言語は必ず学びたい
3.仲間と一緒に学びたい
4.校舎に通えるスタイルがいい
5.予算は○○円以内
など
この後、各スクールの特色と照らし合わせて判断するのがおすすめです。
とはいえ予算内かは要チェック!
予算は重要です。予算を超えてしまうために、アルバイトをしながら学習をすることになっては本末転倒です。
ご自身にとって、Mustな項目を最優先にして適切なスクールを選びましょう。
確かに数十万円以上の高額な受講料です。しかし、プログラマーになってしまえばすぐに元は取れます。
例えば、DMMWEBCAMPのエンジニア転職・専門技術コース
を卒業した方は、96万円の平均年収がアップしています。[参考4]
どうしても予算を超えてしまう場合、ローンやクレジットカードの分割払いを増やすことも考えてみてください。
プログラミングスクールのよくある質問
最後に、プログラミングスクールを選ぶにあたっての「よくある質問」をまとめました。
真剣にプログラマーを目指すほど、気になることは多いですね。見ていきましょう。
プログラミングスクールは時間とお金の無駄?
プログラミングスクールへ通って、時間とお金を無駄にする人たちの特徴があります。
1.受身な人
自分から積極的に質問しない、スクールの内容以外を勉強しようとしない人です。
2.リサーチをしない人
自分が築きたいキャリアにあっていない言語や、スクールをなんとなくで選んでしまう人が当てはまります。
3.計画性が甘い
無理なスケジュールを組んでしまう、明確な目標がなく挫折してしまう人です。
スクールは使い方次第なのです。
仕事との両立は可能?
結論からいうと、十分可能です。
現代は、プログラミングを仕事と両立しながら学べる環境が整っています。夕方以降や土日開講のスクール、深夜近くまで講師に質問できるオンラインスクールなど、選択肢は多くあります。
時間をお金(受講料)で買う、という考え方があります。なぜなら、社会人は時間の制約が大きいからです。
社会人が独学でやろうとすると、どうしても挫折しがちです。挫折して時間を無駄にしてしまうのなら、スクールへ通い確実にプログラミングを身につける方が得策ではないでしょうか。そのための環境は十分すぎるほど用意されています。
独学で学ぶのと比較したメリットは?
スクールに通うか、独学で学ぶか。これはプログラマーを目指す方がまず悩む場面だと思います。ここでは、スクールに通うメリットをお伝えします。
・仲間と一緒に学ぶのでモチベーションが保ちやすい
・用意されたカリキュラムを学ぶため、効率よく学習できる
・ポートフォリオ制作のアイディアを出すため、サポートがある
・正しく学ぶことで理論的思考が磨ける
・手厚い転職サポートがある
・バグやわからないことがあった時、比較的短時間で専門家に質問できる
もちろん、オンライン勉強会に参加する、IT専門の講師を探す、ポートフォリオを自分で作る、転職サイトに登録するといったことをご自身で補完することはできます。
しかし、非常に時間がかかりますし質の問題も無視できません。
おすすめのプログラミング言語は?
これはご自身の進みたいキャリアによります。
Webデザイナー(フロントサイドエンジニア)になりたい方は、HTML・CSS・JavaScriptは必須となります。また、より効率よくCSSを書くために、Sassもおすすめです。
バックサイドエンジニアを目指すのであれば、JavaかPythonがおすすめです。
Pythonはアメリカの電気工学技術の学会誌『IEEE Spectrum』『2021年度、もっとも使用されている分野の多い言語』として評価され、今後もエンジニアの需要が増える可能性があります。
Javaは求人数が全言語中もっとも多いです。安定性と拡張性が大きいためですね。
プログラミング未経験でも大丈夫?
大丈夫です。大半のプログラミングスクールは未経験の方を対象に、カリキュラムを組んでいます。
しかし、パソコンを一切触ったことがない、タイピングが驚異的に遅い、言語に全く触れたことがない。といった状況では、カリキュラムをこなす時間が足りない可能性はゼロではありません。
スクールによっては、パソコン初心者向けの事前講座を用意しているところもありますよ。また、カリキュラムが始まる前にProgateやドット・インストール、書籍や動画で勉強しておくことも大切です。