MENU

Menu

CLOSE

【Ruby入門】Rubyでできることから入門方法まで解説します

最終更新日 : 2023.02.15

この記事では、Rubyでできることについて解説します。Rubyは需要の高いプログラミング言語で、特にベンチャーやスタートアップ系の企業でよく利用されています。学習を検討している方は、Rubyで何ができるのかを把握し、自分がどのようなエンジニアになりたいかを考えておく必要があるでしょう。

この記事では、Rubyでできることに加え、Rubyの特徴や入門のメリット、おすすめの学習方法について解説します。

Rubyでできること

ここではまず、Rubyでできることについて解説します。Rubyは近年非常に人気のあるプログラミング言語の1つで、幅広い分野で活用されています。Rubyでできることを把握し、学習の参考にしてみてください。

Rubyでできることとして、以下が挙げられます。

  • Webアプリケーション開発
  • API作成
  • スマホアプリ開発
  • スクレイピング

Webアプリケーション開発

Rubyが最も利用されている分野は、Webアプリケーション開発です。SNSやブログ、ECサイトなど、Webブラウザ上で利用されるアプリのことをWebアプリケーションと言い、近年のITサービスの中心になりつつあります。Webアプリケーション開発は非常に需要が高く、Rubyを使いこなせれば活躍できる場が大きく広がるでしょう。

RubyがWebアプリケーション開発に向いている最大の理由は、「Ruby on Rails」というフレームワークの存在です。Ruby on RailsはRuby用のWebアプリケーション開発フレームワークで、Rubyを使ったWebアプリケーション開発のほとんどの現場で利用されています。

Ruby on Railsを使うことで、ユーザー登録機能や認証機能といった、Webアプリケーションに必須の機能を簡単に実装できるだけでなく、記述するコードも少なく済むことから効率的に開発を進められる、というメリットがあります。

COOKPADやクラウドワークスといった有名なWebアプリケーションもRubyで開発されています。
(参考:https://www.ruby.or.jp/ja/showcase/case11.html
https://www.ruby.or.jp/ja/showcase/case74
※2023年2月時点の情報です

API作成

RubyはAPIの作成にもよく利用されています。
APIとは、「Application Programming Interface」の略称で、アプリケーションにおいて外部の異なるプログラムを利用するための仕組みです。アプリケーションと外部のプログラムとをつなぐインターフェースのことをAPIと呼びます。APIはネットワークを通じてアプリケーションとプログラムをつないでいます。

APIの代表的な例として、Googleが提供しているGoogleMaps APIがあります。GoogleMaps APIを使えば、Webアプリの中で外部のプログラムであるはずのGoogleマップを使い、地図情報を掲載することができます。

LINEやTwitter、FacebookといったSNSでもAPIが提供されています。SNSのアカウントを使ってログインできるWebサービスを使ったことがある方は多いのではないでしょうか。こうした仕組みが利用できるのは、各種SNSのAPIを使った開発が行われているからなのです。

RubyはこうしたAPIの開発にもよく利用されています。

スマホアプリ開発

あまり知られていませんが、Rubyはスマホアプリの開発もできるプログラミング言語です。
一般に、スマホアプリの開発には、AndroidならJavaが、iOSならSwiftが主に利用されています。
しかし、Rubyも「Ruboto」や「RUBYMOTION」といったライブラリを利用すれば、スマホアプリを開発することができます。

1つの言語で複数のプラットフォームにまたがってスマホアプリが開発できる、というのはRubyのメリットの1つです。しかし、Rubyを使ったスマホアプリ開発はまだドキュメントも少なく、Webアプリ開発と手法も異なるため、本格的にスマホアプリ開発にチャレンジしたい方はJavaかSwiftからチャレンジすることをおすすめします。

スクレイピング

スクレイピングとは、Web上の特定のデータを抽出して加工するための技術のことで、近年データサイエンスの分野が発展したこともあり、注目が集まっています。天気の情報やホームページの更新情報をWeb上から収集してまとめる、といった使い方で利用されています。

スクレイピングと言えばPythonが有名ですが、Rubyにもスクレイピング用のライブラリとして「nokogiri」などが提供されています。

Rubyとは?

Rubyは、Webアプリケーション開発を中心に幅広い分野で利用できるプログラミング言語です。ここでは補足情報として、Rubyがどのようなプログラミング言語なのか、解説しておきます。あわせて、学習する言語選びに迷っているプログラミング初心者の方のために、Rubyに入門するメリットもご紹介するので、参考にしてみてください。

Rubyの特徴

Rubyの特徴として、以下の点が挙げられます。

  • 記述量が少ない
  • オブジェクト指向
  • 日本人によって開発された

Rubyの最大の特徴は、コードの記述量が少ない、という点です。ソースコードが非常にシンプルなため書きやすく読みやすいという特徴があります。コードが少なく済むため工数を少なく抑えることができ、メンテナンスもしやすいのが大きなメリットです。

また、Rubyはオブジェクト指向のプログラミング言語です。オブジェクト指向とは、プログラム全体を、役割を持ったモノ(オブジェクト)に分割して考え、モノ同士を組み合わせることで全体を構築していく考え方のことです。Rubyは純粋なオブジェクト指向のプログラミング言語で、プログラムの再利用がしやすく、安全性が高いというメリットがあります。

Rubyは日本のソフトウェアエンジニア、まつもとゆきひろ氏によって開発されたプログラミング言語です。日本人によって開発されているため日本語のドキュメントが豊富にある、というメリットがあります。

Rubyに入門するメリット

Rubyは、プログラミング初心者の方におすすめの言語の1つです。Rubyに入門するメリットとして、以下の点が挙げられます。

  • 文法がシンプル
  • ドキュメントが多い
  • 需要が高い

Rubyはシンプルな文法が特徴で、コードの記述量も少なく済むため、プログラミング初心者でも分かりやすく覚えやすいというメリットがあります。いきなり記述量が多く文法が複雑な言語にチャレンジするよりも、Rubyのようにシンプルな言語から入門することがおすすめです。

Rubyは近年人気がある言語で、日本人によって開発されているということもあり、ドキュメントや参考書が豊富に用意されています。そのため、学習の際の教材にも困ることがなく、分からないことがあった時にも解決しやすいというメリットがあります。

また、Rubyは需要が高い言語の1つです。Rubyは工数をかけずにWebアプリなど需要の高いサービスを開発できるため、スタートアップ系の企業でよく利用されています。Webアプリケーション開発のフレームワークである「Ruby on Rails」が高いシェアを誇っており、Rubyを使ったWeb開発の現場のほとんどで使われているのもポイントで、Ruby on Railsまで習得できれば多くの現場で活躍できるでしょう。

おすすめのRuby入門方法

それでは、Rubyに入門する際はどのような方法で学習するのが良いのでしょうか。ここでは、Rubyへのおすすめの入門方法として、以下の3つの方法をご紹介します。

  • 書籍
  • プログラミング学習サイト
  • プログラミングスクール

それぞれについて、メリットやデメリットについて解説するので、Rubyへの入門を考えている方は参考にしてみてください。

また、Ruby学習についてはこちらの記事も参考にしてみてください。

Ruby独学の秘訣は?プログラミング初心者向け独学方法をご紹介

初心者必見!Rubyの勉強の仕方は?効率的な学習方法を紹介!

書籍

1つ目の方法は書籍です。Rubyは人気があり、日本人によって開発された言語ということもあって、日本語の参考書も多数販売されています。参考書を利用することで、Ruby学習にかかるコストを抑えられるというメリットがあります。また、参考書は内容のレベルや分かりやすさにも違いがあるため、自分に合ったものを見つけやすいのもポイントです。

書籍を使った学習の注意点として、挫折のしやすさが挙げられます。書籍を使った学習はどこでもできますが、単体では手を使った学習がしにくいというデメリットがあります。実際に学習する際は、本を広げてパソコンを操作しなければならないためです。また、困った時に質問できる相手を見つけることが難しいため、エラーなどに対処できないというリスクもあります。

既に一定のプログラミング経験がある方であれば、書籍での独学もできるかもしれませんが、全くプログラミング経験がない方は、学習サイトかプログラミングスクールの利用をおすすめします。

プログラミング学習サイト

プログラミング学習サイトは、近年プログラミング学習の主流になりつつあります。書籍ほどではありませんが比較的低コストで学習できます。動画やスライドの解説を見ながら実際に手を動かしてコードを書いて、アウトプット中心で学習を進められるのもポイントです。学習サイトの中には、有料プランであればエンジニア講師への質問ができる場合もあるため、エラーを解決しやすく、挫折しにくいというメリットがあります。

初級者から中級者向けの学習サイトが多いため、レベルの高い技術を学べる手段が限られている、というデメリットがあります。RubyでオリジナルWebアプリを開発したい、など、よりレベルの高い学習をしたい場合は自分1人でチャレンジしなければなりません。

プログラミングスクール

プログラミングスクールは、Rubyを学習する際に最もおすすめの方法です。プログラミングスクールの受講には、高額の受講料がかかる、というデメリットはありますが、挫折率を大きく下げて効率的な学習ができる、というメリットがあります。

講師に質問できたりマンツーマンの授業を受けられたりと、疑問点や不安を解消しながら学習に取り組むことができます。また、多くのプログラミングスクールでは転職・就職サポートを実施しています。転職に役立つオリジナルアプリの開発や面接対策など、学習以外の面でもサポートが豊富なのが魅力です。

プログラミングスクールのデメリットは受講料ですが、給付金制度が利用できたり、就職成功で受講料無料のスクールもあります。プログラミングスクール選びは、以下の記事を参考にしてみてください。

初心者向けのプログラミングスクールとは?

Rubyを学習してエンジニア転職にチャレンジ

この記事では、プログラミング言語「Ruby」でできることについて解説してきました。Rubyは特にWebアプリケーション開発でよく利用されている言語で、「Ruby on Rails」というフレームワークに高い需要があります。

Rubyはコードの記述量が少ないのが特徴で、開発の工数が短く、メンテナンスがしやすいというメリットがあります。また、文法がシンプルなため学習しやすく、日本語のドキュメントや参考書が豊富にあるため、初心者でも学習しやすいプログラミング言語の1つです。

Rubyに入門する方法はいくつかありますが、最もおすすめなのはプログラミングスクールの受講です。コストはかかりますが、効率的に学習を進められるだけでなく、転職・就職サポートも受けられるため、Rubyエンジニアとして転職を目指している方は受講を検討してみると良いでしょう。

カテゴリ Category