フリーランスのエンジニアになりたいけど、どうやったらなれるのかな・・・。
フリーランスのエンジニアを目指すにあたって、仕事をどこで受注するのか、スキルはどうやって高めるのかなど様々な疑問が湧いてくるでしょう。
今回は未経験からフリーランスのエンジニアになる方法とスキルや経験の積み方を紹介します。
フリーランスのエンジニアを目指している方は、ぜひ参考にしていただければと思います。
未経験でもフリーランスを目指せるの?
フリーランスはスキルや経験値のある方がなるイメージがあるため、未経験からではフリーランスになれないと不安に思う方もいるでしょう。
結論からいうと、未経験からでもフリーランスのエンジニアになれる可能性は十分にあります。
未経験からでもフリーランスのエンジニアになれる理由は、以下3つです。
- 国内IT業界は人手が不足している
- ネットを使った求人が活発になっている
- 在宅で技術を学ぶ手段が豊富にある
国内IT業界は人手が不足している
経済産業省が2015年に発表したデータによると、IT人材は今後ますます不足が続くと予想されています。
2022年では、約34万人分のIT人材が不足しているとデータからは算出されています。
IT業界は人手不足を抱えているため、未経験からエンジニアになった方でも十分にチャンスはあるでしょう。
ネットを使った求人が活発になっている
一昔前までは仕事を取るためには、人や会社などリアルな対象を仲介するしか方法はありませんでした。
昨今はテクノロジーの発達やネットの普及により、ネットでの求人が一般化しつつあります。
フリーランスのエンジニアをする上で、求人や案件を獲得できるかは大きな不安材料です。
昨今はネットで求人を募集しているので、未経験者でも求人や案件獲得のチャンスは十分に高まっています。
在宅で技術を学ぶ手段が豊富にある
エンジニアとなるためには、スキルを獲得するのが手っ取り早い近道です。
例えば、プログラミングスキルを身につければ、案件や求人を獲得しやすくなるでしょう。
昨今はスキルを学ぶにも、在宅で学ぶ方法が揃っています。
学習サイトやオンラインのスクールなど、技術を学ぶ方法が豊富にあります。
未経験からフリーランスへのステップ
未経験者がいきなりフリーランスのエンジニアになれるほど、エンジニアの世界は甘くはありません。
しかし着実にステップを踏んでいけば、フリーランスのエンジニアになれる可能性は高まります。
未経験者からフリーランスのエンジニアになるためには、以下のステップを辿るとよいでしょう。
- その1 フリーランスとしての目標を定める
- その2 仕事に必要なスキルを学ぶ
- その3 まずは隙間時間で副業にチャレンジする
- その4 案件が安定してきたら本業フリーランスへ
フリーランスのエンジニアになりたいからといって、いきなり今の仕事や学業をやめて、行動を起こすのはおすすめできません。
着実にステップを重ねて、最終的に独立するルートを目指しましょう。
その1 フリーランスとしての目標を定める
まずはどのようなフリーランスのエンジニアになりたいかの目標を決めましょう。
設定する目標は具体性があるほど、より計画的になります。
いつまでに、どれくらいの金額を稼げるようになっているなど、できるだけ具体的に決めましょう。
フリーランスに必要なスキルも、目指すエンジニアのタイプによって異なります。
例えば、Web系のエンジニアとiosアプリのエンジニアでは必要なスキルセットは異なっています。
闇雲にスキルを獲得しても、仕事で使えるとは限らないので、まずはどのようなエンジニアになりたいのかを決めましょう。
その2 仕事に必要なスキルを学ぶ
どのようなエンジニアになりたいのか、目標が決まったら、次は必要なスキルを学びましょう。
仕事に必要なスキルは、プログラミングスキルだけではありません。
開発ツールの使い方や環境の作成方法など、フリーランスのエンジニアとしてやっていくためには、学ぶべきことはたくさんあります。
その3 まずは隙間時間で副業にチャレンジする
フリーランスのエンジニアとしてやっていくためには、実績が何よりも必要です。
発注側の立場になって考えたとき、実績のないエンジニアに積極的に発注したいと考える方は多くはないでしょう。
未経験者が実績を作る方法としておすすめなのが、副業です。
昨今は案件の大小に関わらず、エンジニアの仕事が副業として多く募集されています。
最初は未経験のため、案件が取れないかもしれませんが、粘り強く続けましょう。
粘り強く取り組んでいれば、案件獲得のチャンスは必ず到来します。
まずは隙間時間からでよいので、副業案件に積極的にチャレンジしましょう。
その4 案件が安定してきたら本業フリーランスへ
副業案件で多くの実績を残していくと、良いスパイラルが生まれてきます。
良いスパイラルとは高い実績と高評価が、また次の案件を呼ぶという循環が生まれます。
発注側にとって高い実績と高評価は安心材料となるため、発注しやすくなるからです。
良いスパイラルに入り、安定的に仕事が取れるようになったら、フリーランスのエンジニアとして独立しましょう。
案件を受注できるスキルを身につけるには?
未経験が案件を受注できるスキルを身につけるには、以下の方法がおすすめです。
- 仕事に便利な環境を整える
- WEB上の教材をこなし学習する
- 目的をもってプログラムを自作する
- 仕事を通して学習を継続する
仕事に便利な環境を整える
職人の仕事に道具が必要なように、エンジニアも”道具”を揃える必要があります。
エンジニアにとっての道具とは、プログラム開発をおこなうための環境です。
プログラム開発にはこれまでに多くの開発支援ツールがリリースされており、プログラム開発の効率性を高めています。
具体的には、以下がプログラム開発を支援してくれるツールになります。
- VS Code
- Atom
- Sublime Text
WEB上の教材を活用して学習する
オンライン授業など教育のオンライン化が進んでいる昨今ですが、プログラミングスキルに関してもWeb上で学習ができます。
同じプログラミングの学習にも人それぞれ学び方のタイプがあります。
黙々と一人で取り組みたい方や人に教わりながら学習したい方など、様々なタイプの方がいるのもまた事実です。
自己学習をしたいタイプの方であれば、無料の学習サイトが数多くあるため、活用するとよいでしょう。
また人に教わりながら、学習したいタイプの方であれば、プログラミングスクールがおすすめです。
目的をもってプログラムを自作してみる
エンジニアとしての学習環境を整えたら、実際にモノを作ってみましょう。
プログラミングスキルの上達には教材をこなすような勉強も大事ですが、実際にモノを作るのが一番の近道です。
試行錯誤をしながら製造した瞬間が、一番スキルの身につく瞬間であり、達成感を味わえる瞬間でもあります。
自作したプログラムは、実績アピール用のポートフォリオとしても活用できます。
仕事を通して学習を継続しよう
多くの仕事と同じようにエンジニア業も、実践の場である仕事からも多くのことを学べます。
特にエンジニア業は様々な形で仕事と関われるため、仕事を通じてスキルアップが期待できます。
案件に短期でのスポット参加とプロジェクト形式の長期参画など、仕事への関り方がことなるでしょう。
また業務に関与する際のポジションや契約形式も毎回同じわけではないので、様々な経験が積めます。
まとめ
ここまではフリーランスのエンジニアになる方法とスキルや経験の積み方を解説しました。
国内におけるIT人材は不足しているため、未経験からでもフリーランスのエンジニアとして活躍できる機会は大いにあります。
未経験からエンジニアになれる手段は数多く用意されています。
無料のプログラミング学習サイトやプログラミングスクールなど、自身のタイプに合わせた学習が可能です。
未経験からフリーランスのエンジニアへの道は決して簡単ではありませんが、不可能ではありません。
ぜひ今からできることを探して、フリーランスのエンジニアに向けたアクションを起こしていただければと思います。