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【入門編】LAMPとは?開発環境や構築の手順、メリットを解説!

最終更新日 : 2022.06.24

はじめに

「LAMP」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

LAMPとは、Webアプリケーションの開発環境の一種です。
Web開発の仕事では、このLAMPについての知識の有無が重要視されることもあります。

この記事では、LAMPの概要と環境構築手順について簡単にご紹介します。

LAMP環境とは


LAMP環境とは、4つのオープンソースソフトウェアを使ったWebアプリ開発の環境のことです。
一般に、Webアプリを開発するにはOS、サーバー、データベース、そしてプログラミング言語が必要となります。
「Linux」「Apache」「MySQL」「PHP」を使った環境が、頭文字をとって「LAMP」と呼ばれています。

LAMP環境は、世界のWeb開発の現場で主流となっている環境です。
いずれもオープンソース(誰でも無償で利用、カスタマイズが可能)のため、コストが低く利用しやすいというメリットがあります。

LAMPの意味と特徴


LAMPは、4つのソフトウェアの頭文字から作られた言葉です。それぞれの意味と特徴について、より詳しく解説していきます。

LAMPのL:「Linux」の特徴

LAMPの「L」は「Linux」です。Linuxは「OS」の一種です。

OSは、コンピュータを動かす土台となるソフトを指します。
普段目にする代表的なOSはWindowsやMac OSでしょう。
Webアプリを開発する際にも、OSが必要になります。

数あるOSの中でLinuxが使われる理由は、オープンソースでコストが低く、自由に設定や改変ができるため開発の際の利便性が高いという点にあります。

LAMPのA:「Apache」の特徴

LAMPの「A」は「Apache」です。
Apacheは、コンピュータをWebサーバーとして利用するためのソフトです。
Webサーバーとは、なんらかのサービスを提供するコンピュータを指します。

例えば、ユーザーのコンピュータから「このページを表示して」という要求が来た時に、指定のページをユーザーに提供する、といった役割を担います。

Apacheはオープンソースのソフトで、歴史が長く、多くの開発現場で利用されています。

LAMPのM:「MySQL」の特徴

LAMPの「M」は「MySQL」です。MySQLは、データベース管理システムの一種です。

Webアプリケーション開発には、データベースが必要になります。

例えば、ブログを投稿・閲覧するアプリを考えてみましょう。ユーザーの個人情報や記事、閲覧履歴など、Webアプリには数多くのデータが必要になります。
そこで、それらデータを管理し、登録や更新、削除といった操作を行うソフトが必要になるのです。その管理を担うのがデータベース管理システムです。

MySQLはデータベース管理システムの1つです。データの管理を素早く行うことができ、拡張性が高いのが特徴です。

LAMPのP:「PHP」の特徴

LAMPの「P」は「PHP」です。PHPは、プログラミング言語の一種です。

コンピュータに何らかの処理を行わせたい時には、プログラミング言語を使って命令を与えます。
PHPは比較的簡単な仕様で学習のハードルが低く、使いやすいという特徴があります。
他の3つと同じくオープンソースのプログラミング言語のため、コストが低く安全性が高いのも特徴です。

Web開発でのLAMPの役割


それでは、LAMPはWeb開発においてどのような役割を担っているのでしょうか?
ここでは、Webアプリの動作の順番に沿って、LAMPそれぞれの役割について解説していきます。

ブラウザからWebサーバーにアクセス

まず、利用者のブラウザがアプリのWebサーバーにアクセスします。
コンピュータがサーバーとして働くためには、土台となるOSが必要になります。
LAMP環境の場合、Linuxがその役割を担います。

サーバーへのデータ要求

Webサーバーにアクセスする際にブラウザは、「この記事のページをください」といった仕方でWebサーバーにデータを要求します。
Apacheのようなソフトウェアがあるおかげで、コンピュータはWebサーバーとして機能し、この要求を受け取ることができます。

Webページの生成

要求を受け取ったWebサーバーは、必要なページの生成を始めます。
Webアプリが生成するページは、動的なページと静的なページに分かれます。動的なページは、開くたびに内容が変わるページ。静的なページは、毎回同じページを指します。
特に動的なWebページを生成するには、データとその処理という2つの要素が必要になります。
記事のデータや閲覧数といったデータを、MySQLのようなデータベース管理システムが探して用意し、そのデータをPHPで記述された通りに処理することで、ページが生成されます。

必要なデータの返却

Webページが完成したら、それをユーザーが見ているブラウザに返却します。
この返却は、再度Apacheが担当します。

このようにWebアプリケーションは、LAMPのそれぞれが役割を果たすことで正常に機能するのです。

LAMP開発環境と構築の手順<入門編>


それでは、LAMP環境の構築手順について、簡単に解説していきます。この記事ではあくまでも入門編として、手順の概要を示します。詳しい手順は調べながら実行してみましょう。

サーバーを準備する

Webアプリはサーバーがなければ始まりません。サーバーを準備するためには、まずOSが必要になります。
多くの方は、WindowsかMacのPCを使っているかと思いますので、新しくLinuxを用意する必要があります。「CentOS」「Ubuntu」をインストールしましょう。

Apache のインストール

Linuxが用意できたら、Apacheをインストールして、Webサーバーとして利用できる状態にします。Apachのインストールは、コマンド1つで行えます。

# yum -y install httpd

Linux上で、このコマンドを実行するだけです。バージョンの確認や自動起動の設定など、さらに必要な手順もありますが、ここでは割愛します。

MySQL をインストール

次はLAMPの「M」、MySQLをインストールします。
同じく「yum install」というコマンドを使います。

# yum -y install http://dev.mysql.com/get/mysql-community-release-el7-5.noarch.rpm

を実行した後で、

# yum -y install mysql-community-server

を実行します。

PHPのインストール

最後にLAMPの「P」、PHPをインストールします。
こちらも以下のコマンド実行してください。

# yum -y install php php-mysql

これで、必要なソフトは全てインストールできます。

サーバーの起動

必要なソフトがそろったら、サーバーを起動します。
CentOSの場合、次のコマンドでサーバーが起動します。

# systemctl start httpd.service
# systemctl start mysqld.service

これで、LAMP環境の構築は完了です。

今回は入門編ということで、最低限のコマンドと手順だけを紹介しています。
実際にはもっと多くのコマンドや手順を実行する必要がありますが、

Linuxの用意

Apache、MySQL、PHPのインストール

サーバーの起動

という手順で構築が可能だということを覚えておきましょう。

LAMPはWebシステム開発の基本!

この記事では、LAMP環境について解説してきました。LAMP環境は、世界中のWebアプリケーション開発で使われてきた環境です。
近年では、クラウド上での開発が増えたことなどもあり、度々「LAMP環境はもう古い」と言われることもあります。
しかしLAMPはまだまだ多くの開発現場で現役の環境です。また、最新の開発環境の多くもLAMPの考え方を引き継いでいます。
Webアプリの基本的な構成をつかむためにも、LAMP環境について理解しておきましょう。

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