目次
「PMP試験の難易度が知りたい」
「PMP試験の出題範囲が知りたい」
「PMP試験の効率的な勉強方法が分からない」
このように悩んでいる方はいませんか?
PMP試験は、PMIが認定している国際資格を得るための試験です。かなり難易度が高い試験ですが、効率的に勉強することで合格することができます。
今回はPMP試験の出題範囲と効率的な勉強方法を紹介。PMP試験に興味のある方はぜひ最後までご覧ください。
PMP試験とは?
PMP(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)試験は厳しい受験資格があり、高難易度の試験です。2021年以降は出題形式も変更されており、よりいっそう難化しています。
必要な受験資格は以下のとおりです。
- 最終学歴が4年制大学卒業の場合、3年以上のプロジェクトマネジメント経験があること
- 最終学歴が高校または短大卒の場合、5年以上のプロジェクトマネジメント経験があること
- 35時間以上のプロジェクトマネジメント教育もしくはトレーニングを受講するもしくはCAPM資格を取得していること
試験時間は4時間で問題数は200問となっており、合格率は約50%と言われています。
またPMP試験はプロジェクトマネジメントに関する広範な知識や豊富な経験などにとどまらず、英語力も要求される試験です。試験は難しいですが、対策を行うことで合格は十分に狙えます。
PMPを取得することで、プロジェクトマネジメントに関する知識や技術を客観的に証明することが可能です。そして企業内での評価が向上し、キャリアアップにつながります。
PMPとは?
PMPとは、アメリカの本部であるNPO法人プロジェクトマネジメント協会(PMI)が実施・認定している国際資格です。
PMPを取得することで、プロジェクトマネジメント業務を遂行できることを公に証明できます。
PMIは、PMBOKというプロジェクトマネジメントについてのノウハウや手法を体系立てたものを作成しています。
PMBOKは世界中でグローバルスタンダードに位置付けられるガイドブックのようなものです。プロジェクトマネジメントに関するスキルを評価する手段として多くの業界で注目されています。
PMPの取得後もCCRという試験更新プログラムに参加し、継続的に学習を続けて3年ごとに更新を行なわなければなりません。
3年ごとにPDUという単位を60ポイント以上取得しないと認定を抹消されるため注意が必要です。PDUは、教育プログラムセミナーの受講や専門的な記事の執筆や講演活動などによって認められます。
なお、セミナーは以下のような形で受講することが可能です。
PMP試験の出題範囲や難易度は?
ここまでPMP試験の概要やPMPについて説明しました。ここからはPMP試験の出題範囲や難易度について解説します。
出題範囲はとても広い
PMP試験は3つの領域から出題され、「人」42%「プロセス」50%「ビジネス環境」8%、といった割合になっています。
出題の内訳は「ウォーターフォール型」50%「アジャイル型・ハイブリッド型」50%で、出題数は180問です。
出題形式は、多肢選択問題・複数回答問題・マッチング問題・ホットスポット問題・限定的な穴埋め問題の組み合わせとなっています
合格ラインは公式で公表されていないため、正確な数値ではありませんが、正答率60%程度が合格ラインと言われています。
最近の試験はシナリオ問題=応用問題の出題がメインとなっており、知識の丸暗記だけで解くことができません。そのため、PMP試験対策が難しくなっているのが現状です。
PMP試験内容の詳しい概要がもっと知りたい方は、以下のPMP Exam Content Outlines(ECO)をご確認ください。
ECOの詳細を見る
PWP試験の効率的な勉強方法
PWP試験に向けて、知識を充実させるのはもちろん、実際の試験を想定した勉強も重要となります。どのような傾向の問題が出題されるかをきっちり掴み、先述のECOで全体像を把握することが大切です。
ここでは、PWP試験の効率的な勉強方法を3つ紹介します。
PMBOKガイドを活用する
最も効率的な勉強方法は、PMBOKガイドを活用することです。
ECOはPMBOKガイドの内容を中心に作成されているため、ガイドブックの内容の理解が非常に重要となります。
PMBOKは現在、第7版が出版されており、PMI日本支部の公式ページから日本語版も購入可能です。価格は1万円とかなり高額ですが、PMP試験に合格するには必須だと言えます。
過去問を繰り返し解いて対策する
過去問を繰り返し解いて対策することもPWP試験の効率的な勉強方法の1つです。
PMP試験は公式で過去問が公開されていないため、これも参考書などを利用して学習する必要があります。
参考書以外にもPMI認定トレーニングパートナーを持つ企業が行っているオンライン模擬試験もおすすめです。スマートフォンにも対応しているため、隙間時間を活用して学習できます。
セミナー等に参加する
PWP試験の効率的な勉強方法として、オンライン上で行っているものも含むセミナー等に参加するのもおすすめです。
セミナーは以下のようなものがあります。セミナーを活用し、講師の方に質問して疑問点を解消しつつ、自分のペースで学習していきましょう。
まとめ
今回はPMP試験の出題範囲と効率的な勉強方法を紹介しました。
PMP試験は難易度が非常に高く、合格する気がしないと感じる方も少なくありません。
しかしPMBOKガイドや過去問、セミナーなどを利用して効率的に勉強することで合格することは十分に可能です。
PMPを取得すると、プロジェクトマネジメントに関する知識や技術を客観的に証明でき、キャリアアップにつながります。
難易度の高さで敬遠せず、PMPに合格するためにコツコツとご自分のペースで学習に取り組みましょう。