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プログラミング言語のなかでも常にトップクラスの人気を誇る「Java」。有名な言語であり、習得を検討しているプログラミング初心者の人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、Javaの特徴や習得するメリットについて紹介します。開発の案件例も紹介するため、Javaの習得を考えている人は参考にしてみてください。
【入門編】Javaの特徴
Javaの特徴は、大きく3つ挙げられます。
- 世界で使われる人気の言語
- オブジェクト指向の言語
- OSに依存しない
それぞれの特徴について、詳しく解説します。
世界で使われる人気の言語
Javaは日本のみならず、世界的に見ても人気なプログラミング言語です。TIOBE Indexのプログラミング言語の人気ランキングによると、2022年8月現在、Javaは3番目に人気の言語となっています。
そしてJavaの人気が衰えないことにも注目です。TOIBE Indexの集計によると、2002年から2022年までJavaは常に人気上位のプログラミング言語となっています。このことから今後もJavaの人気は続くと予想されるため、将来性の高い言語と考えてよいでしょう。
オブジェクト指向の言語
Javaの最大の特徴として、オブジェクト指向型のプログラミング言語であることが挙げられます。オブジェクト指向とは、プログラムを「モノ」や「パーツ」として考える手法です。オブジェクト指向ではすでに完成している複数のプログラム（=パーツ）を組み合わせることで、大きな1つのシステムとします。
組み合わさったそれぞれのプログラムは、独立しています。そのためそれぞれのプログラムを再利用したりアップデートしたりといったことが可能です。こういったことから、Javaは拡張性・再利用性の高い言語といわれています。
OSに依存しない
JavaはOSに依存せずに動作します。WindowsやMac、Linuxなど気にする必要がありません。
Javaはスローガン「Write once, run anywhere」を掲げていて、その意味は「一度プログラムを書くとどこでも実行できる」です。それぞれのOSに応じたテストやメンテナンスを行う必要がなく、管理の手間が省けます。
【入門編】Javaでできること
Javaは汎用性的なプログラミング言語のため、様々な開発に用いられています。ここでは、Javaを使った5つの開発例を紹介します。
スマホアプリの開発
1つ目の例は、スマホアプリの開発です。特にAndroidアプリの開発において、Javaは最も人気の言語といえます。
デジタル化が進む今、Androidアプリの市場は激化しています。ゲームアプリや決済アプリなど、あらゆるサービスにおいてアプリ開発が進められているため、Javaは今後も多くのアプリ開発に用いられることでしょう。
ゲームの開発
2つ目の例は、ゲーム開発です。Javaに対してゲーム開発のイメージがない人も多いと思いますが、Javaでゲーム開発をしている例は多いです。実際に有名なゲーム「Minecraft（マインクラフト）」もJavaで開発されています。
Javaで開発できるゲームは大きくわけて、スマホゲーム・コンシュマーゲーム・ソーシャルゲームの3種類です。なおゲームエンジンと組み合わせた開発には、Javaは向いていません。
Webサイトの開発
3つ目の例は、Webサイトの開発です。Javaの汎用性や再利用性の高さから、特に大規模なWeb開発に用いられることが多いです。実際にスタートアップ時点ではPHPなどの言語を用いて、Webサイトの成長と共にJavaに移行する例は多くあります。
Webサイトを作成するには、Java以外の言語も必要です。HTMLやCSS、JavaScriptなどフロントサイドの言語も学習するとよいでしょう。
自動ツールの開発
4つ目の例は自動ツールの開発で、代表的なものとしてソフトウェアのテストを自動化する「テスト自動ツール」が挙げられます。自動ツールとは、特定の処理を自動化するツールを指します。
自動化ツールは、バージョンのアップでプログラム修正を繰り返すことが多いです。そんなときでも、Javaの汎用性の高さがメリットとなります。
IoTシステムの開発
5つ目の例は、IoTシステムの開発です。IoTとは、Internet of Thingsの略で「モノのインターネット」と直訳できます。つまりIoTとは、モノをインターネットに繋いで便利にする技術を意味する単語です。IoTの具体例として、スマート家電や自動運転などが挙げられます。
先述したとおり、JavaのメリットはOSを選ばす動作することです。異なるOSやハードウェア構成でも動作するため、IoTシステムに用いられることが多いです。
【入門編】Java習得のメリット
Javaを習得するメリットは、3つあります。
- 実行環境の自由度が高い
- セキュリティ性が高い
- 処理速度が速い
それぞれのメリットについて、詳しく解説します。
実行環境の自由度が高い
Javaの実行環境は、ほかの言語と比べても自由度が非常に高いです。プログラミング初心者であれば、実行環境を整えることが難しい場合もあります。そのため縛りなく実行環境を整えられるJavaは、多くのプログラミング学習者にとってメリットが大きいです。
おすすめのJavaの実行環境は、統合開発環境の「Eclipse」です。無料で導入できるうえ、Eclipseだけでコーディングからデバッグ、実行までできます。Eclipseのほかにも様々な実行環境があるため、自分にあったものを見つけてみましょう。
セキュリティ性が高い
Javaのセキュリティ性は非常に高いといわれています。そのため、第3者が作成したアプリケーションも比較的安全に実行することが可能です。
実際にJavaのセキュリティレベルの高さから、機密事項を扱うような金融系の開発にも利用されています。そのためJavaを習得することで、機密性の高い案件にも挑戦できるようになります。
処理速度が速い
ほかのプログラミング言語と比べても、Javaの処理速度はトップレベルで速いです。そのため複雑で大規模なシステムでも、ストレスなしで実行することができます。
処理速度が速い理由は、Javaがコンパイラ言語に分類されるためです。プログラムを実行するにはコンパイルという、プログラミングを機械が理解できるように変換する作業が必要となります。Javaの場合、前もってコンパイルを行うためコンパイル分の時間が短縮することが可能です。
プログラミングの基礎を身につけるならJavaを習得しよう！
Javaは数あるプログラミング言語のなかでも、トップクラスの人気を誇る言語です。そんなJavaには、オブジェクト指向型の言語かつOSに依存しないという特徴があります。
Javaを初心者が開発するメリットは、実行環境が自由なこと・セキュリティ性が高いこと・処理速度が速いことの3つです。Javaで開発できるシステムは、ゲームからIoTまで多岐に渡ります。
Javaでの開発に興味がある人は、プログラミングの基礎を身に付けるためにもJavaの学習をはじめてみてはいかがでしょうか。Javaが学べるおすすめのプログラミングスクールを紹介する記事もあるため、ぜひ参考にしてみてください。
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