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ITサービスマネージャ試験とは?難易度や勉強方法を解説

最終更新日 : 2023.04.14

「ITサービスマネージャはどんな試験?難しい?」
「ITサービスマネージャ試験の勉強方法が知りたい」
このように悩んでいる方はいませんか?

ITサービスマネージャの平均年収は650~700万円と比較的高水準であり、企業によっては資格手当も支給される場合もあります。その助けとなるITサービスマネージャ試験を突破することは非常に大事で、それだけ価値の高い資格です。

この記事ではITサービスマネージャの難易度や勉強方法を解説します。ITサービスマネージャ試験の受験を考えている方は、今回紹介する勉強方法を参考にしてみてください。

ITサービスマネージャ試験の概要

ITサービスマネージャ試験の概要
まずはITサービスマネージャ試験とは何なのか、どんな人が受けるべき試験なのかを解説します。

ITサービスマネージャ試験とは?

ITサービスマネージャ試験(SM)とは、ITサービスの安定的な提供を約束する仕事人です。また情報処理技術者試験の一つで、システム運用・保守のマネジメント能力を証明する資格となります。

ITサービスマネージャ試験はどんな人が受けるべき?

ITサービスマネージャ試験は、運用保守の担当者や設計プログラミングなどの開発担当者を目指す方が受けるべき試験です。また職場のリーダー職として活躍したりマネージャなど大きなポディションを目指す人が対象になります。

比較的難易度が高い試験ですので、長時間の勉強時間を確保できない方やITサービスに興味ない方には向いていないでしょう。

ITサービスマネージャの試験の実施時期は?

ITサービスマネージャの試験は年1回春期(4月)に実施されます。令和元年までは10月実施でした。実施時期をしっかり確認して学習計画を立てるとよいでしょう。

試験の受験資格は?

受験資格は特にありませんが、受験される方は実務経験者や他の高度試験合格者が多いです。そのためITサービスの知識がまったくない方は、多くの勉強時間を要すると同時に、合格するのにも苦労するかもしれません。

ITサービスマネージャ試験の難易度と注意点

ITサービスマネージャ試験の難易度と注意点
ITサービスマネージャ試験は情報処理技術者試験の中でも難易度が高い試験だと言われています。ここではITサービスマネージャ試験の難易度と注意点を解説していきます。

ITSSレベルは4でハイレベル

ITスキルのレベルを表すのにITSSと呼ばれる指標があり、情報処理技術試験ではITSSがレベル1〜レベル4まで分かれています。

ITサービスマネージャ試験のITSSレベルはレベル4と最も難易度が高いです。合格するためには多くの学習時間が必要になります。

合格率は14.8%(2022年)

2022年のITサービスマネージャ試験の合格率は14.8%です。例年同程度で推移しているため、難易度が高い試験であることが分かります。

さらに受験者の多くはIT業界で経験を積み、ある程度の知識がある方々です。そのため受験者のレベルが高い中での14.8%という合格率ですので、非常に難しい試験であると言えるでしょう。

各科目で60%以上の正解が必要

ITサービスマネージャ試験は各科目で60%以上の正解が必要です。全科目の合計点ではなく、各科目で合格点をとらなければなりません

1科目でも合格基準に満たなければ、その時点で不合格となりますので、満遍なく勉強することが重要です。

ITサービスマネージャ試験の出題範囲と傾向

ITサービスマネージャ試験の出題範囲と傾向
ITサービスマネージャ試験は午前I・IIと午後I・IIに分かれます。
ここでは出題範囲と傾向を見ていきましょう。

午前Ⅰ・Ⅱ

午前Ⅰは40分間、午前Ⅱは50分間の試験です。

基礎知識を問う選択式問題

午前Ⅰ・Ⅱは基礎知識を問う選択式問題です。午前Ⅰの問題は応用情報技術者試験の午前問題が出題され、午前IIは午前Iよりも専門的で高度な内容となります。

午後Ⅰ・Ⅱ

午後Ⅰは90分間、午前Ⅱは120分間の試験です。

長文で出題される記述式・論述式

午後Ⅰ・Ⅱは長文で出題される記述式・論述式となります。文章の読解力や要約力に加えて、ITサービスマネージャに関する深い知識が必要です。

問題の意図を理解しつつ簡素に答えることを求められる

午後Ⅰ・Ⅱでは問題の意図を理解しつつ簡素に答えることを求められます。文章を読んで簡潔に自分の考えを論述できるように十分な対策が必要です。

ITサービスマネージャ試験の勉強方法は?

ITサービスマネージャ試験の勉強方法は?
難易度が高いITサービスマネージャ試験に合格するためには、勉強方法がかなり重要となります。
ここではITサービスマネージャ試験の勉強方法を紹介します。
勉強方法は以下のとおりです。

    • 過去問や参考書を使って繰り返し学習することが重要
    • セキュリティやプロジェクトマネジメント、サービスマネジメントなど重視点分野を重点的に学習することが必要
    • WEB教材やスクールなどを利用して模擬問題や添削指導を受けることも有効

過去問や参考書を使って繰り返し学習することが重要

基本的なことではありますが、試験に合格するためには過去問や参考書を使って繰り返し学習することが重要です。参考書を熟読し、過去問を繰り返し問いて問題に慣れていきましょう。

セキュリティやプロジェクトマネジメント、サービスマネジメントなど重視点分野を重点的に学習することが必要

ITサービスマネージャ試験では午後の問題のように、多角的な知識による対応力が求められます。そのため、セキュリティやプロジェクトマネジメント、サービスマネジメントなど重視点分野を重点的に学習することが必要です。

WEB教材やスクールなどを利用して模擬問題や添削指導を受けることも有効

ITサービスマネージャに合格するには、WEB教材やスクールなどを利用して模擬問題や添削指導を受けることも有効です。

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ITサービスマネージャ試験のメリット

ITサービスマネージャ試験のメリット
ITサービスマネージャ試験に合格すればさまざまなメリットがあります。
ここではITサービスマネージャ試験を受験するメリットを紹介します。
メリットは以下の2つです。

    • 高度な技術力の証明になる
    • 関連する試験の内容が一部免除になる

高度な技術力の証明になる

ITサービスマネージャ試験に合格すれば、安全性・信頼性の高いITサービス提供に必要な知識や技能を持つことが客観的に証明できます。就職・転職・昇進に有利になる可能性も高く、即戦力として採用してくれる会社は非常に多いと言えるでしょう。

関連する試験の内容が一部免除になる

ITサービスマネージャ試験に合格すると、関連試験の一部が免除されます。期間は合格後の2年間です。試験内容は午前Iで、午前Ⅱからの受験となります。管理職など複数の資格を取得したい方は、非常に役立つ制度ですのでぜひ活用してみてください。

まとめ

まとめ
今回はITサービスマネージャ試験の難易度や勉強方法を解説しました。

ITサービスマネージャ試験は合格率が低いだけでなく、受験者のレベルも高いため、非常に難易度が高い試験です。合格するには十分な勉強時間と戦略的な学習が必要になってきます。

難易度が高い試験ですが、高度な技術力の証明になったり大きなポディションで活躍したりとメリットはたくさんあります。ご自分に合った勉強方法を見つけて、できるだけ早く勉強に取り組みましょう。

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