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「手に職をつけたい」や「ITエンジニアになって年収を上げたい」といった理由から、プログラミング学習が人気です。プログラミングを習得する方法はいくつかありますが、独学での学習を選択する人も多いのではないでしょうか。
確かに独学であれば費用も抑えられるうえ、時間や場所の自由度も高いです。しかし独学の学習に限界を感じて、プログラミングの習得を諦める人が多いことも事実です。
この記事では、プログラミングの独学で限界を感じる原因と解決策を解説しています。これから独学でプログラミング学習をはじめようと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
プログラミングの独学に限界を感じる原因は?
プログラミングの独学に限界を感じる人は多いです。その主な原因は4つあります。
- 何を学習したらいいのかわからない
- 教材やカリキュラムの組み方がわからない
- 疑問を相談する人がいない
- モチベーションの維持が難しい
それぞれの原因について、詳しく解説します。
何を学習したらいいのかわからない
プログラミングを独学で学習する場合、何を勉強したらいいのか明確にわかるという人は少ないのではないでしょうか。その原因として、プログラミングを学習する目標が立てられていないことが挙げられます。
一言で「プログラミング学習をする」といっても「Webエンジニアになりたい」や「スマホゲームを開発したい」など、何を目指すかによって学習内容は大きく異なります。ただ漠然と「プログラミングを習得してエンジニアになる」と考えるだけでは、学習する内容も決められないのです。
教材やカリキュラムの組み方がわからない
プログラミングを学習する目標を設定しても、教材やカリキュラムの組み方がわからない場合も多いです。例えば「Webアプリを作れるようになりたい」と目標を立てたとします。そこからどのプログラミング言語をチョイスしてどんな開発環境を整えればいいか、1人で正しく選択できるとは限りません。
正しいプログラミング言語と開発環境を選択できたとして、どの教材を選択するのかも問題です。世の中には様々な参考書や学習教材があり、レベルや難易度が異なります。その中から自分のレベルや目指す目標に向けて、マッチするものを選ばなければならないのです。
疑問を相談する人がいない
プログラミングを勉強していると、様々な疑問がわいてきます。それらをプログラミング初心者が1人で解決するためには、時間も労力も必要です。
さらには疑問を解決できず、プログラミング学習に限界を感じる可能性もあります。困ったときに相談する相手がいないことは、独学の大きなデメリットです。
モチベーションの維持が難しい
独学で学習していて、モチベーションを維持できずに挫折する人は多いです。モチベーションが下がる代表的な理由として、自分の成長度合いが分かりにくいことが挙げられます。
自分の成長度合いが分からないと「あとどれくらい学習したらエンジニアと呼べるのだろう」など不安が出てきて、充実感や達成感がなくなってしまいます。そんなモチベーションが低い状態で、独学で学習を続けることは難しいでしょう。
プログラミングを独学で習得するポイント
先述したとおり、独学で学習していくと様々な限界を感じるポイントが出てきます。学習を諦めないためにも、独学で学習する際に意識したいポイントは3つです。
- 学習目的や目標を明確にする
- 適切な学習環境を整える
- 毎日コツコツ学習する習慣をつける
それぞれのポイントについて、詳しく解説します。
学習目的や目標を明確にする
プログラミング学習に取りかかる前に、学習する目的や目標を明確にしておきましょう。明確にしておくことで、行うべき学習や選択するべき言語が分かるようになります。また、目的や目標があればモチベーションも保ちやすいです。
「Javaを習得してスマホで動作するシューティングゲームを作る」や「Web系のスキルを身につけてWebエンジニアになる」など、どんなスキルを身に付けてどんなゴールを目指すのか決めます。期限も決めておくと、中だるみを防げるためおすすめです。
適切な学習環境を整える
学習目的や目標を決めたら、適切な学習環境を整えましょう。プログラミングに限らず、新しいことを始める際は最初の環境作りが大切です。
まずは、プログラミングができるスペックのパソコンを揃えます。その後に学習に必要な教材を揃えます。参考書や学習サイトなど、しっかりと吟味してから選択しましょう。
環境構築も忘れずに行います。プログラミング言語によって、使いやすい環境は異なります。統合開発環境であれば、エディタやコンパイラなどがパッケージになっているためおすすめです。
毎日コツコツ学習する習慣をつける
目標を立て学習環境を整えたら、いよいよ学習を開始します。その際に意識したいことは、プログラミング学習の習慣づけです。
独学であれば、誰にもプログラミング学習を強制されません。そのため、やりたい時に学習を進めていては「今日はプログラミングしなくていいや」と後回しになってしまいがちです。
言語にもよりますが、プログラミング習得までの学習時間は200時間ともいわれています。この学習時間を達成するためにも、毎日コツコツ学習することがポイントです。
プログラミングの独学に限界を感じた時の解決策
先述した「プログラミングを独学で習得するポイント」を意識しても、限界を感じることがあるかもしれません。そんなときは、以下の3つの方法を試してみてください。
- プログラミングスクールの受講
- 勉強会に参加する
- SNSを活用して友達を作る
それぞれの解決策について、詳しく紹介します。
プログラミングスクールの受講
プログラミングスクールに通うことで、プロの講師に疑問をぶつけながら学習を進められます。またカリキュラムや教材が充実しているため、独学とは比べ物にならないほど効率的にプログラミング言語を習得可能です。このようにプログラミングスクールに通うことで、独学での学習で挫折しがちなポイントをほとんどクリアできます。
ただし、プログラミングスクールは独学に比べて費用がかかってしまいます。スクールによって料金は異なりますが40万円ほど必要な場合が多いです。しかし受講料を払ったことで「勉強しなきゃ」と、モチベーションを保てる人もいます。そのため本気でプログラミングに取り組みたい、という人におすすめの解決方法です。
勉強会に参加する
勉強会に参加することで、独学では解決できなかった点がクリアになる可能性があります。勉強会の主催者や参加者との繋がりができるため、仲間を作ってモチベーションを保てることもメリットです。
勉強会の募集は、インターネット上にたくさんあります。そのなかから自分にあった勉強会を選択しなければならないため、やや時間と手間がかかる点がネックです。
SNSを活用して友達を作る
twitterやFacebookといったSNSを活用して、プログラミング仲間を作ることも可能です。仲間を作ることでモチベーションを保てたり、疑問点を聞けたりといったメリットがあります。
SNSを活用するポイントは、自らも発信することです。「今日は〇〇を学習した」や「〇〇が分からなくて困っている」など、学習の進捗状況を発信することで交流が増えます。情報をもらえるだけでなく、与えることも意識してみてください。
プログラミングを挫折せずに学びたい人はスクールの受講がおすすめ
何を学習したらいいのかわからなかったり、教材やカリキュラムの組み方がわからなかったりといった理由から、独学に限界を感じる人は多いです。そんな事態を避けるために意識したいポイントは、目標を明確にする・学習環境を整える・学習習慣をつけるの3つです。
しかしポイントを意識したとしても、プログラミング独学に限界を感じる場合もあります。そんなときは、プロの講師からプログラミングを学べる「プログラミングスクールの受講」がおすすめです。
プログラミングスクールはカリキュラムや教材が充実しているため、独学よりも効率的に学習を進められます。プログラミングスクールを比較した記事もあるため、気になる人はぜひチェックしてみてください。