【2025年最新】人気カーシェア比較ランキングTOP10！どこが安い？を解決します

カーシェアは必要なときにだけ車を使える便利でコスパの良い移動手段として、多くの人に支持されています。
数多くのカーシェアサービスが存在する中で「カーシェアはどこが安いの？」と迷う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、国内で提供されている主要カーシェア10社を徹底比較し、各社の料金体系やサービス内容などを、ライフスタイルに合わせてお得に乗れる最適なサービスが選べるようご紹介します。

人気カーシェア比較ランキング

カーシェアを安くお得に乗るには？

ここではカーシェアを安くお得に利用する選び方のポイントを3つご紹介します。
①サービスの料金体系を比較する
②ステーションでタイパが変わる！
③付加サービスでお得に乗る
利用する場所や時間、距離によっても最適なサービスがそれぞれ違います。お得にカーシェアを利用できるよう選んでいきましょう。

①サービスの料金体系を比較する

カーシェアは基本料金＋距離料金で利用料金が決まります。
カーシェアは、一般的に10分または15分単位の料金が採用されているため、短時間の利用に適しています。一方で、6時間を超える利用になると、通常1kmあたり約20円の距離料金が発生するサービスが多くなります。そのため、事前に利用時間と走行距離を考慮し、サービスの料金体系を確認することが重要です。

長時間や遠距離の利用では、走行料金に対してかかる距離料金が含まれているパック料金が割安になる場合があります。利用する時間帯や頻度に応じた最適なプラン選びは、予算を抑えつつ快適なカーシェアにつながるでしょう。

②ステーション数でタイパが変わる！

手軽にちょっと乗りたいという時に車の場所（ステーション）まで移動時間がかかってしまうと、タイパが悪くなります。そのためステーションの位置や数は、カーシェアを選ぶ際に重要なポイントです。自宅からステーションへのアクセスの良さが、カーシェアの使いやすさを決めるともいえるでしょう。

さらにステーションの数が充実しているサービスは、自宅からだけでなく外出先での利用もしやすいといえます。ステーションの数が多いと、予約が取りやすいというメリットもあります。特に、利用者が集中しがちな週末や休暇の時期でも、希望する車種や時間帯を確保できる可能性が高まるでしょう。さらに、旅行先や出張先でも同じサービスを利用できるため、全国的に展開しているサービスは移動の多い人にとっても魅力的です。

③付加サービスでお得に乗る

カーシェアは独自のサービスの利用だけでなく、複数のサービスを統合したプラットフォームを通じて利用することも可能です。例えば、dカーシェアや楽天カーシェアなどのプラットフォームを使うと、複数の提携カーシェア会社のステーションを1つのアカウントで利用できます。
ほかにもこれらのプラットフォームを使うメリットは、カーシェアの利用料金に応じてポイントが付与されることです。貯まったポイントは、支払いに使ったり、他のサービスのポイントに変換したりできます。
ポイントシステムの活用は、カーシェアの利用をさらにお得に楽しめるメリットです。

カーシェア10社を徹底比較！人気ランキング

ここでは2024年現在人気のカーシェア10社を徹底比較し、料金体系や利便性、サービス内容などを基に人気ランキングをご紹介します。
それぞれの特徴や強みを知ってご自身に合ったサービスを選びましょう。

1位．dカーシェア

dカーシェアは、NTTドコモのカーシェアです。自社で車両やステーションを持たず、提携する複数のカーシェアを1つのプラットフォームでまとめています。提携しているサービスは、以下の4社です。

• • オリックスカーシェア
  • 三井のカーシェアーズ
  • カリテコ
  • トヨタシェア

登録すれば1つのアプリで、4社8,000ヶ所以上のステーションを利用できます。車両検索から予約、支払いまでを一括で管理するために使える仕組みです。複数のサービスを利用する手間もかかりません。

また、NTTドコモが発行している無料の共通ID「dアカウント」があれば、登録・利用がスムーズで、利用料金に応じてdポイントが貯まります。利用料金の支払いも電話料金と合算できるため、ドコモユーザーには大きなメリットといえるでしょう。

ｄカーシェア公式サイト

2位．楽天カーシェア

楽天カーシェアは、楽天グループがオリックスカーシェアとカリテコの2社と提携したプラットフォームです。

シンプルな料金体系と楽天ポイントが活用できる点が特徴です。利用料金に応じて楽天ポイントが貯まり、貯まったポイントは支払いに充てられます。楽天市場や楽天キャッシュなどのサービスを利用している方には、特にメリットが大きいといえるでしょう。

提携先2社のステーションは、合計で全国に2,000ヵ所以上あります。ただし現在の時点でステーションが都市部に集中しているため、お住まいの地域によってはサービスの利用に制限が生じる場合があります。カーシェアの普及が進めば、今後ステーションが拡大する可能性も考えられるでしょう。

楽天カーシェア公式サイト

3位．タイムズカー

タイムズカーは、全国的規模の展開と高い利便性を誇る日本最大級のカーシェアです。全国に約2万ヵ所近くあるタイムズの駐車場を利用したサービスは、都市部から郊外まで幅広い地域に対応しています。

15分あたりの料金は220円～で、6時間以上の利用で距離料金が1kmにつき20円かかります。夜間の料金がお得になる「ナイトパック」や長時間利用向けのパックプランが充実していることも特徴です。

コンパクトカーから電気自動車、ミニバンまで選べる車種も幅広く、用途に応じて選択できます。もし希望の時間にほかの人の予約が入っていても「空き待ち設定」を使えば、早めに返却されたときや予約がキャンセルになった通知をメールで受け取ることが可能です。「最寄りタイムズパーキング検索」では車両の最寄りのタイムズ駐車場の場所や空き状況がわかります。

利用ごとに貯まる「タイムズポイント」は料金の支払いにも使用でき、さらに「TCPプログラム」という利用実績に応じて特典が受けられるサービスも提供されています。

タイムズカー公式サイト

4位．三井のカーシェアーズ

三井のカーシェアーズは、三井不動産リアルティが提供するサービスです。独自のサービスだけでなく、先述したdカーシェア経由でも利用できます。10分あたりの料金は150円～で、6時間以上の利用で距離料金が1kmにつき20円かかります（プレミアムは1kmにつき22円、プレミアムプラスは1kmにつき24円）。

どのプランを選んでも最安料金が自動適用されるため、無駄なく費用を抑えて効率的に利用できます。予約のキャンセルや変更が直前まで無料でできる点も安心です。ららぽーとやアウトレットパークなど、三井不動産グループの施設利用で使えるクーポンやお買い物券などの特典が充実しています。関連施設をよく利用する方にとっては、特にメリットが大きいといえるでしょう。

三井のカーシェアーズ公式サイト

5位．アースカー

アースカーはシンプルでわかりやすい料金体系が魅力のカーシェアです。料金は6時間あたり1000円から（15分あたり41.6円～）とリーズナブルで、距離料金も10kmまで加算されません。10kmを超えた場合の距離料金は、10kmごとに150円です。10分や15分単位の料金体系、6時間から距離料金が加算されるサービスが多いなかで、お得な料金体系といえるでしょう。

一部のステーションでは、ポルシェやホンダNSXなど、日常ではなかなか運転する機会のない高級車をシェアできることも特徴です。特別な日やちょっとした非日常を味わうためのカーシェアとしても楽しめるでしょう。

アースカー公式サイト

6位．オリックスカーシェア

オリックスカーシェアは、全国に展開したステーションと充実した車種ラインナップが魅力です。ステーションは都市部や住宅地、商業エリアまで広範囲に展開されており、日常生活のあらゆる場面で便利に活用できます。

料金は15分あたり200円～で、6時間以上の利用で距離料金が1kmにつき20円かかります。利用の2週間前から利用直前まで予約が可能で、最長利用期間は4日間です。予約した時間から75分以内に貸出手続きがないと自動的にキャンセルとなり、予約取消手数料が発生するため注意しましょう。

独自のサービスのほか、先述のdカーシェアと楽天カーシェアとも提携しているため、dポイントや楽天ポイントがお得に貯められることも魅力といえるでしょう。

軽自動車、コンパクトカー、SUV、ミニバン、電気自動車（EV）とラインナップが豊富で、用途や好みに合わせて選択可能です。初めて利用する方にも親しみやすい設計となっています。

オリックスカーシェア公式サイト

7位．トヨタシェア

トヨタシェアは、トヨタ自動車が提供するカーシェアで、トヨタならではの信頼性と技術力を基盤にした高品質なサービスが特徴です。トヨタの最新モデルを中心に、ハイブリッド車や電気自動車など、環境に配慮した車も選べます。

料金は15分あたり220円で、6時間以上の利用で距離料金が1kmにつき16円かかります。ちなみに電気自動車のbZ4Xの料金は15分あたり440円、燃料電池車のMIRAIは15分あたり550円です。トヨタが誇る次世代エネルギーの車を、カーシェアで気軽に体験してみるのもおすすめです。

ステーションには全国にあるトヨタのディーラー1601ヵ所を活用しています。主要都市から地方までカバーしており、トヨタブランドに親しみのある地域で利用できる便利さも魅力です。また車両にはバックモニター付きカーナビや、衝突回避支援など予防安全機能パッケージ（Toyota Safety Sense、スマートアシスト）などを搭載しています。

トヨタシェア公式サイト

8位．ホンダエブリゴー

ホンダエブリゴーは、ホンダが展開するカーシェアで、すべてホンダ車で構成された多彩なラインナップが魅力です。フィット、ヴェゼル、ステップワゴン、N-BOXといった人気車種に加え、環境に優しいハイブリッド車や電気自動車も揃っており、幅広いニーズに応えます。

料金は15分あたり200円ですが、利用開始から1kmあたり17円の距離料金がかかります。予定の走行距離と時間を考慮して選びましょう。

全国にあるホンダのディーラーを活用した237ヵ所のステーションを展開しています。見慣れたディーラーは初めて利用する方にもわかりやすく、安心感があるといえるでしょう。さらに車両には、先進安全運転支援システム「Honda SENSING」を搭載し、安全で快適なドライブをサポートします。

ホンダエブリゴー公式サイト

9位．やさしいカーシェア

やさしいカーシェアは、コスモ石油が提供するサービスです。ガソリンスタンドの店舗を利用したステーションが多く、気軽に利用できることが特徴です。その名のとおり、初めて利用する方や高齢者など、幅広い層が安心して使えるように設計されています。

車両の解錠や施錠には運転免許証をかざします。運転時に携帯が必要な運転免許証を使うやさしいカーシェアの方法は、免許証を忘れる心配がなく安心です。予約から利用、返却まで誰でも簡単にできるよう工夫されています。料金は15分あたり250円で、6時間以上の利用で距離料金が1kmにつき20円かかります。

利用中のトラブルや質問に対応するカスタマーサポートが充実しており、電話やチャットでサポートが受けられることが特徴です。

ステーションは住宅地や商業施設など地元密着型の展開が多いため、公共交通機関が少ないエリアでも利用しやすいサービスです。ほとんどのステーションで自転車の駐輪が可能なため、ステーションまでスムーズにアクセスできます。

やさしいカーシェア公式サイト

10位．カリテコ

カリテコは名古屋鉄道（名鉄）グループが提供するカーシェアです。名前は「Car（クルマをもっと便利に）」+「it（情報技術で管理）」+「eco（環境にもやさしい）」を組み合わせて「cariteco（カリテコ）」となっています。

名鉄沿線を中心にステーションが多数設置されていることが特徴で、駅前や住宅街、商業施設の駐車場など、公共交通機関との接続が良好です。ステーションが多い名古屋方面は沿線と駅名でステーションが検索できます。名鉄沿線にお住まいの方やお勤めの方には特におすすめのサービスです。

料金は15分あたり198円～で、6時間以上の利用で距離料金が1kmにつき18円かかります（ミドルは20円/km、プレミアムは24円/km）。独自のサービスの他に先述したdカーシェアや楽天カーシェアとも提携しているため、ポイント付与ポイントを使った支払いなど、利用者にとってお得な特典が多く提供されています。

車種は小回りの効くコンパクトカーから、大人数でも利用できるミニバンまで、利用目的や人数に応じたラインナップが豊富です。

カリテコ公式サイト

カーシェア10社比較一覧表

カーシェアは、サービスによって料金体系や補償が異なります。複数のサービスを比較することで、どのサービスが最適かを見極められるでしょう。ここでは国内のカーシェア10社を表にまとめました。各社の特徴や料金体系、利便性を見比べて、ぴったりのサービスをお選びください。

サービス名	dカーシェア	楽天カーシェア	タイムズカー	三井のカーシェアーズ	アースカー	オリックスカーシェア	トヨタシェア	ホンダエブリゴー	やさしいカーシェア	カリテコ
初期費用/月額料金	初期費用 月額料金無料	初期費用 月額料金無料	カード発行手数料1650円 月額880円	初期費用 月会費無料 ベーシックプラン月額980円	初期費用無料 月額料金無料	初期費用無料 月額料金880円～ 学生プラン5年間無料	初期費用 月額料金無料	初期費用 月額料金無料	初期費用 月額料金無料	初期費用 月額料金無料
ステーション数	8,118	2,037	19,687	4,455	―	1,613	1,593	237	33	424
対応エリア	全国	北海道/宮城県/福島県/東京都/ 千葉県/神奈川県/愛知県/大阪府/ 兵庫県/広島県/福岡県	全国	東京都/神奈川県/埼玉県/千葉県/ 静岡県/愛知県/京都府/大阪府/ 兵庫県/岡山県/広島県	東京都/埼玉県/神奈川県/千葉県/ 石川県/岐阜県/愛知県/三重県/ 滋賀県/京都府/大阪府/奈良県/ 兵庫県/岡山県/広島県/福岡県/ 宮崎県/大分県/沖縄県	北海道/東北地方/関東地方/ 東海地方/新潟県/富山県/ 石川県/長野県/関西地方/ 鳥取県/広島県/香川県/ 愛媛県/高知県/福岡県/沖縄県	全国	福島県/東京都/神奈川県/埼玉県/ 千葉県/愛知県/大阪府/奈良県/ 兵庫県/福岡県/沖縄県	宮城県/茨城県/東京都/ 神奈川県/埼玉県/千葉県/ 愛知県/兵庫県/大阪府	東京都/神奈川県/石川県/愛知県/ 静岡県/三重県/大阪府/兵庫県
最短利用時間/料金	180円～/10分	198円～/15分	220円～/15分	180円～/10分	1000円～/6時間	200円～/15分	220円～/15分	200円～/15分	250円～/15分	198円～/15分
時間パックプラン	6時間3,500円～	6時間3,960円～	6時間4,290円～	6時間5,280円～	なし	6時間4,200円〜	6時間5,610円～	4時間（平日限定） 2,780円～	6時間4,800円～	6時間3,960円～
距離料金の適用開始	オリックスカーシェア 6時間～20円/km ※サービスにより異なる	6時間～18円/km ※サービスにより異なる	6時間～20円/km ※ナイトパックは利用開始時から	6時間〜22円/km プレミアム24円/km プレミアムプラス26円/km	10km～150円/10km	6時間～20円/km	6時間～16円/km	利用開始から17円/km	6時間～20円/km	6時間～18円/km ミドル20円/km プレミアム24円/km
利用登録方法	アプリをダウンロード	ウェブサイトから入会登録	アプリをダウンロード	アプリをダウンロード	アプリをダウンロード	アプリをダウンロード	アプリをダウンロード	アプリをダウンロード	ウェブから申し込み	アプリをダウンロード
支払い方法	電話料金合算 dカード クレジットカード dポイント	クレジットカード 楽天ポイント・キャッシュ	クレジットカード	クレジットカード	クレジットカード	クレジットカード	クレジットカード	クレジットカード	クレジットカード	クレジットカード
ロードサービス	各サービスにより異なる	・オリックスカーシェア 料金に含む ・カリテコ あんしんサービス440円/6時間	会員専用フリーダイヤルに問い合わせ	トラブルあんしんサポート550円/24時間（1予約）	料金に含む	料金に含む	料金に含む	安心サポートパック550円 （1利用）	お問い合わせ窓口へ連絡	カリテコあんしんサービス 440円/6時間
給油特典	各サービスより異なる	オリックスカーシェア 15分間の時間料金を割引カリテコ 翌月の利用料金から 15分間の時間料金を値引き	30分の料金割引	400円分の利用クーポン		15分間の時間料金を割引		200円OFF		翌月の利用料金から 15分間分の料金を値引き
公式サイト	dカーシェア	楽天カーシェア	タイムズカー	三井のカーシェアーズ	アースカー	オリックスカーシェア	トヨタシェア	ホンダエブリゴー	やさしいカーシェア	カリテコ

※上記の料金はすべて税込です。

カーシェア10社人気ランキング

カーシェアとレンタカーの違いは？

カーシェアとレンタカーはどちらも必要な時に車を借りられる便利なサービスですが、利用方法や料金体系が大きく異なります。それぞれの特徴を理解することで、目的に合った最適なサービスを選ぶことが可能です。

ここでは、それぞれのサービスの特徴を比較し、どのような場面でどちらがふさわしいかを解説します。ライフスタイルに合ったサービスをお選びください。

手軽に借りられるカーシェア

1. 利用手続き

カーシェアの利用手続きはシンプルで、スマートフォンアプリや会員専用カードを使用します。手続きはスタッフと対面する必要がなく、24時間利用可能です。事前に登録は必要ですが、一度登録すると次回からはスムーズに利用できる仕組みになっています。利用の流れは以下のとおりです。

まずサービスの公式ウェブサイトやアプリで、名前や住所などの個人情報やクレジットカードの支払い情報を入力して会員登録を行います。

登録が完了したら、利用する日時や希望の車両、ステーションを選択して予約します。車の空き状況はリアルタイムで確認できるため、手軽に予定が立てられることがカーシェアの特徴です。

利用時はステーションに到着後、スマートフォンアプリや会員カード、運転免許証などを使用して車両のロックを解除します。鍵は車内に置かれていることやアプリでエンジンを起動できる場合もあります。

利用後は指定のステーションに車両を返却します。スマートフォンアプリや専用カードで利用終了の操作を行い、ロックをかけて終了です。レンタカーは多くの場合、店舗での対面手続きが必要です。会員登録や予約はウェブ上から完結できますが、利用開始や返却も店舗の営業時間内に依存します。

2. 利用料金体系

カーシェアの料金設定は柔軟で、10分単位や15分単位での利用が可能です。短時間の移動やイレギュラーな利用に適したサービスといえるでしょう。6時間以上の利用ではパック料金が設定されているサービスが多くあります。

また多くのサービスで、料金にガソリン代や保険料が含まれています。レンタカーのようにガソリンを満タンにして返却する必要もありません。サービスにより方法が異なりますが、ガソリンが半分程度まで減ったときに車内に備えられているカードを使って給油します。給油することで利用料金が割引されるサービスもあります。

利用時間内は追加費用を気にせず利用できることもカーシェアの大きな魅力です。カーシェアは手軽さとコストパフォーマンスを兼ね備えた選択肢として、今後は多くのシーンで活用されるでしょう。

これに対しレンタカーは、時間単位から数日間の利用が基本です。ガソリン代は利用者の負担で、満タンにして返却する必要があります。特徴はそれぞれですが、利用時間が長い場合や長距離の移動では、レンタカーの方が料金が割安になるケースが多いでしょう。

3. 車両の利用環境

カーシェアでは、近隣のステーションに駐車されている車を24時間いつでも利用できることが大きな魅力です。利用開始時や返却時にも店舗へ出向きスタッフを介す必要がありません。

多くのステーションは住宅地や駅周辺など、日常的に利用しやすい立地に設置されています。そのため、交通機関との接続も良好で利便性が高いといえるでしょう。ただし、カーシェアは車両を借りたステーションと同じ場所に返却することが原則です。別のステーションに返却すること（乗り捨て利用）は、ほとんどのサービスでできません。

これに対し、レンタカーは貸し出しも返却も店舗で行います。カーシェアとの違いは、サービスによって貸し出しを受けた店舗以外に事前に指定した店舗に返却が可能なことです（乗り捨て利用）。ただし貸し出しと返却の店舗が異なる場合は、店舗の距離に応じて手数料がかかります。

4. 主な用途の違い

カーシェアは、短時間の利用や近距離の移動に適したサービスです。特に買い物や急な用事、日常的な移動など、車の短時間利用に向いています。必要なときに手軽に予約ができる点や分単位で利用できることもポイントです。

近所にステーションがあればアクセスも良好なため、マイカーを所有するより経済的なメリットが大きいといえるでしょう。

これに対しレンタカーは、数日にわたる利用や遠距離の旅行に向いています。家族旅行やアウトドアなどにもおすすめです。

カーシェアのメリット・デメリット

カーシェアは、手軽に車を利用できる便利なサービスですが、利用を検討する際にはそのメリットとデメリットをしっかり把握することが大切です。ここでは、カーシェアのメリットとデメリットを解説します。

カーシェアのメリットは以下のとおりです。

メリット①経済的負担が軽い

経済的負担が軽くなる点は、カーシェアのメリットです。マイカーを所有する場合、車の購入費用をはじめ、自動車税、任意保険料、車検費用など、さまざまなコストがかかります。しかしカーシェアを利用することで、これらの費用を一切負担する必要はありません。

ソニー損保が実施した「2024年 全国カーライフ調査」によれば、マイカーを所有する人が最も負担に感じる出費は「ガソリン代・燃料代」という結果でした。昨今の原油価格の高騰は、マイカーを所有する人の大きな負担になっています。

必要なときにだけ車を借りるカーシェアは、料金にガソリン代が含まれているサービスがほとんどです。車を頻繁に使わない人にとってはコストパフォーマンスが良い選択肢といえるでしょう。

また駐車場代も不要で、都市部や駐車スペースの確保が難しい地域には特に適したサービスといえます。

メリット②手続きが簡単

カーシェアの利用手続きでは、主にスマートフォンのアプリを使用するサービスです。車両の予約からロック解除、返却まで全てスムーズに行うことができます。手続きがオンラインですべて完結するため、わざわざ営業時間に店舗に立ち寄ることなく簡単に利用が可能です。

また、多くのカーシェアは24時間利用可能で、夜間や早朝などの時間帯に急用が発生してもスムーズに対応できる点は注目しておきたいポイントです。人を介さずスピーディーに利用できるカーシェアは、忙しい人が多い昨今のライフスタイルに適したサービスといえるでしょう。

メリット③生活至便性の高いステーション

カーシェアのステーションの多くは、日常生活に関わりの深い場所に設置されています。駅周辺、商業施設、集合住宅の近くなどアクセスしやすい場所が多く、通勤や買い物、急な外出といった日常の延長線上で気軽に車を利用できます。

また、地域によっては住宅街や公共施設付近にもステーションがあります。マイカーを所有していなくても、生活圏内で必要なときに利用できる便利さが魅力です。

メリット④ 環境に優しい

カーシェアは、環境面への配慮ができるサービスです。複数の人で車を共有することで、車両の総数を抑え、車両の製造や廃棄に伴う資源を削減できます。

また交通渋滞の緩和にも寄与し、結果としてCo2排出量の削減も期待できるでしょう。さらに、多くのカーシェアでは、ハイブリッド車や電気自動車（EV）の導入を積極的に進めており、環境負荷を一層低減するよう取り組まれています。カーシェアは、持続可能な社会への貢献にもつながる選択肢といえるでしょう。

ここからは、カーシェアのデメリットを解説します。

デメリット① 利用時間が制約される

カーシェアは事前に予約が必要で、利用時間や車種が限定されることがデメリットです。人が多く活動する時間帯や人気の車種は、早めに予約が埋まってしまうことがあります。そのため希望した時間帯や車種を、思うように利用できない可能性もあるでしょう。

また利用時間を超過した場合には追加料金が発生するため、柔軟な予定変更が難しいともいえます。特に無断での利用時間超過は、ペナルティ料金が課せられるサービスもあるため注意しましょう。カーシェアを利用する際には、事前の計画性が重要です。

デメリット② コストが割高になる場合も

カーシェアは、短時間や近距離の利用に適しているサービスです。長時間の利用や遠距離移動の場合では、必ずしもコストパフォーマンスが良いとはいえません。

例えば、数日間の利用や何百キロもの長距離を移動する場合、レンタカーの方が割安になるケースがあります。カーシェアでは距離料金が加算されるサービスも多いため、特に長距離移動では高額になりがちです。利用目的や移動距離に応じて、最適な移動手段の選択が重要になるでしょう。

デメリット③ 車の状態が一定でない

カーシェアは清潔な車両の提供を心がけていますが、ほかの人が使用した状態をそのまま引き継ぐ場合もあるため、清掃状態が完璧ではない場合があります。

そのため、ほかの人が意図せず落としたゴミや車内に残ったにおいなどが不快に感じることもあるでしょう。

また、車両のメンテナンスや傷の確認が適切に行われていない場合、利用時にトラブルが発生するリスクも考えられます。カーシェアの利用前には車内外の状態を確認し、問題があればすぐ運営会社に報告することが大切です。

デメリット④ ステーションの範囲が限られる

カーシェアのステーションは、都市部は比較的数が多く充実していますが、地域によっては数が限られ、アクセスが不便な場合があります。特に地方や郊外ではステーションの数が少なく、利用そのものが難しいこともあるでしょう。

サービスによってステーションの場所や数は異なるため、利用時にアクセスが便利なサービスを選ぶことも一案です。地域によって利用者のニーズとカーシェアのサービス供給が合わない課題は、今後カーシェアが普及すればステーションが増加し解消される可能性もあります。

デメリット⑤ 柔軟性が制限される

カーシェアでは、車を借りたステーションに返却する必要があるため、途中で予定を変更したり、他の場所で返却する柔軟性がありません。

一部のサービスでは車の乗り捨て利用（別のステーションへの返却）が可能な場合もありますが、対応エリアは限られています。突発的な時間の延長やルート変更にはあまり適していないため、あらかじめ計画を立てたうえで利用することが必要です。
カーシェア10社人気ランキング

カーシェアが向いている人

カーシェアは、自分の車を所有せず必要なときにだけ利用したい人に最適なサービスです。以下のようなライフスタイルやニーズを持つ方に、特におすすめです。

車を所有していない人

車の世帯保有率は全国で77.6％と、4世帯に3世帯が車を保有している計算です。しかし、都市部や若年層に限ると車の世帯保有率は低下しています。「維持費が負担になる」ことが車を持たない理由の一つです（参照：日本自動車工業会）。

カーシェアは、通勤や通学など普段の生活には公共交通機関を利用し、週末や休日だけ車を使いたい人に最適なサービスです。車の所有にかかる維持費や税金、保険料などを抑えつつ、必要なときだけ利用できる点がカーシェアの最大の魅力といえるでしょう。

さらに、車種は軽自動車からミニバン、SUVまで豊富なラインナップから選べます。中には高級車やスポーツカーなど非日常が味わえる車が用意されているサービスもあるので、目的や気分に合わせて車を使い分ける楽しさを味わえるでしょう。

必要なときにだけ車を使いたい人

「ちょっと買い物に行きたい」「子どもの送り迎えをしたい」「持ち運びが大変な荷物を車で運びたい」など、日常の中によくあるちょっとした希望に応えられるサービスといえます。

1回の移動に伴う自家用車の平均走行距離（平均トリップ長）は、10.8kmです（参照：一般社団法人 日本自動車会議所）。仮に平均時速30km/hで走行したとして、1回の走行は20～30分程度に収まっている算出です。

カーシェアは時間単位や分単位の料金は、短時間のドライブに適したサービスともいえるでしょう。必要な分だけ利用し、コストを無駄にすることなく使うことができます。

都市に住んでいる人

都市部では駐車場の費用が高額だったり、スペースが確保できなかったりするケースが多くあります。カーシェアなら、近隣のステーションで手軽に車を利用できるため、駐車場も必要ありません。

駐車場やガソリン代のランニングコストだけでなく、自動車税や車検費用など車の維持にかかる費用も抑えられます。車を所有するよりメリットが大きいといえるでしょう。

メンテナンスや維持費を抑えたい人

物価の高騰が著しい昨今、車両の購入にかかる費用も2017年度から連続で上昇傾向です。平均購入価格は264万円となっています（参照：日本自動車工業会）。

車を所有するには、車両の購入費や保険、税金、車検費用、駐車場代、ガソリン代などさまざまな維持費がかかります。

カーシェアなら、これらの費用を省くことが可能です。定期的なメンテナンスや車検もサービス提供者が行うため、手間や追加費用を気にせずに利用できます。必要なときだけ車を使えるため、経済的な選択肢といえるでしょう。

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カーシェアでよくある質問

カーシェアを初めて利用する際には、使いこなせるかどうかや利用方法など、疑問を抱くこともあるでしょう。特に初めての経験には不安がつきものです。

そこで、カーシェアをスムーズに利用できるよう、よくある質問をまとめました。安心して利用を始めるための情報をお伝えします。

Q. カーシェアを利用するためにはどうすればいいですか？

A. まず、利用したいカーシェアの公式サイトやアプリから会員登録を行います。登録には、運転免許証やクレジットカード情報が必要です。登録後は当日からサービスが利用できるものと、利用可能になるまで数日かかるものがあります。

利用時は、最寄りのステーションを検索して予約を完了します。利用の予定がない場合でも、事前に登録しておけば利用したいときにすぐ車両の予約ができるため、おすすめです。

 Q. 料金には何が含まれていますか？

A.カーシェアの料金は主に以下のものが含まれています。

• 車両利用料
• 保険料
• ガソリン代

ガソリン代が料金に含まれている場合、ガソリンの残量が半分程度になるタイミングで後に乗る人のことを考え給油しておきましょう。給油はサービスによって方法に違いはありますが、車内に備えられたカードを利用して給油します。給油をすることで、手間がかかる対価として料金の値引きやクーポンが受けられることもあるため、事前にチェックしておきましょう。

上記3つ以外に、故障時のロードサービスの料金が含まれているサービスもあります。

Q. 予約した時間を延長することはできますか？

A. 多くのサービスで予約の延長は可能です。専用アプリやウェブサイトから延長手続きを行うだけで完了します。ただし、次の利用者が予約している場合は延長ができないため、早めに手続きすることをおすすめします。また、延長には追加料金が発生する点にも注意が必要です。

無断での延長はペナルティ料金が課せられるほか、ほかの人の迷惑になるためやめましょう。

Q. 運転者を途中で交代することはできますか？

A. 多くのサービスでは、事前に手続きすることで運転者の交代は可能です。その場合、交代する運転者もサービスへの登録が必要になります。名称は「交代運転者登録」「追加運転者登録」などサービスによってそれぞれですが、登録をしないまま運転を交代すると、万が一事故に遭遇した場合の補償が受けられません。登録が確実に完了した人と運転を交代しましょう。

Q. 車を汚してしまった場合や、傷をつけてしまった場合はどうすればいいですか？

A. 車両を汚してしまった場合は、可能な範囲で清掃を行い運営会社に報告しましょう。車両に傷がついたときや事故の場合も、速やかにカスタマーサポートに連絡し、状況を報告する必要があります。多くのカーシェアでは保険が適用されますが、保険を適用するためには迅速に現状を報告することが大切です。故障や破損をしてそのまま返却することはペナルティの対象になります。

また、補償には免責金額が発生する場合がありますので、利用するプランや規約を事前に確認しておきましょう。

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短時間利用でお得に車を借りるならカーシェア(まとめ)

この記事では、2024年の主要カーシェア10社徹底比較情報をお伝えしました。それぞれのサービスには、料金体系や車種の選択肢、ステーションの立地条件など、独自の特徴があります。
また、ポイントプログラムや特典といったお得な仕組みも異なるため、自分に合った選択をすることで、カーシェアを最大限に活用できるでしょう。

サービスを比較検討することで、よりお得で快適なカーライフが実現します。ライフスタイルや目的に合ったカーシェアを見つけてください。

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