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「AWS認定資格」は、クラウドサービス「AWS」を扱うスキルを認定する資格です。クラウド全盛の現代において、世界トップのシェアを誇るAWSを扱うスキルを客観的に証明できるため、取得できればキャリアアップのチャンスが期待できるでしょう。
この記事では、AWS認定資格の概要や難易度、勉強方法を解説します。AWS認定資格の受験を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
AWS認定資格とは
AWS認定資格は、Amazonが提供しているクラウドサービス「AWS」を扱うスキルを認定する資格です。ここでは、AWSとAWS認定資格の概要を解説し、AWS認定資格を一覧で紹介します。
そもそもAWSとは
AWS(Amazon Web Service)は、Amazonが提供しているクラウドサービスです。クラウドサービスとして世界トップのシェアを誇っており、日本国内でも多くの企業が採用しています。
クラウドサービスとは、インターネットを通じてさまざまなサービスを利用する仕組みのことです。社内にサーバーを設置したりストレージを購入したりせずとも、インターネット回線さえあれば利用可能です。AWSには200を超えるサービスがあり、用途にあわせて柔軟に組み合わせて活用できます。
需要が高いAWSを扱えるエンジニアは市場価値が高く、スキルを習得できればキャリアアップやキャリアチェンジのチャンスが広がるでしょう。
AWS認定資格とは
AWS認定資格とは、Amazon公式が認定しているAWSの資格です。分野と難易度によって12の資格に分かれており、自分の得意分野やキャリアプランに合わせて、レベルアップしながらAWSのスキルを習得できます。
AWS認定資格はAmazon公式が認定している資格なので、AWSに関する最新の知識を正しく身に付けるのに役立ちます。スキルを効率的に身につけられるのはもちろん、AWSに関するスキルを客観的に証明できるため、キャリアアップにも有効な資格です。
AWS認定資格一覧
AWS認定資格を一覧でご紹介します。
レベル | 難易度 | 資格 |
基礎 | 低 | Cloud Practitioner |
アソシエイトレベル | 中 | Solutions Architect |
Developer | ||
SysOps Administrator | ||
プロフェッショナルレベル | 高 | Solutions Architect |
DevOps Engineer | ||
スペシャリティ | 高 | Advanced Networking |
Data Analytics | ||
Database | ||
Machine Learning | ||
Security | ||
SAP on AWS |
(引用:AWS認定)
各AWS認定資格の概要と難易度
ここでは、各AWS認定資格の概要と難易度について解説していきます。受験の際の参考にしてみてください。
クラウドプラクティショナー
項目 | Cloud Practitioner |
カテゴリ | 基礎 |
試験時間 | 90分 |
問題数 | 65問 |
出題・解答形式 | 選択問題 |
受験料 | $100 |
試験形式 | テストセンター オンライン監督付き試験 |
公式サイト | AWS Certified Cloud Practitioner |
「AWS Certified Cloud Practitioner」は、AWS認定資格の中で最も基礎的な資格です。AWSの主要サービスや、クラウドに関する基礎的な知識を問われる資格となっており、未経験者でも十分に合格可能です。AWSの基礎を習得したい方は、AWS Certified Cloud Practitionerの取得からチャレンジしましょう。
アソシエイト
項目 | Solutions Architect | Developer | SysOps Administrator |
試験時間 | 130分 | 130分 | 130分 |
問題数 | 65問 | 65問 | 65問 |
出題・解答形式 | 選択問題 | 選択問題 | 選択問題 |
受験料 | $150 | $150 | $150 |
試験形式 | テストセンター オンライン監督付き試験 |
テストセンター オンライン監督付き試験 |
テストセンター オンライン監督付き試験 |
公式サイト | AWS Certified Solutions Architect – Associate |
AWS Certified Developer – Associate |
AWS Certified SysOps Administrator – Associate |
「アソシエイトレベル」は、クラウドないしオンプレミスでのITエンジニア経験者を対象とした中級レベルの資格です。1年程度の実務経験があるエンジニア向けの資格となっています。
設計に関する「Solutions Architect」と、運用に関する「 SysOps Administrator」と、開発に関する「Developer」があります。
プロフェッショナル
項目 | Solutions Architect | DevOps Engineer |
試験時間 | 180分 | 180分 |
問題数 | 75問 | 75問 |
出題・解答形式 | 選択問題 | 選択問題 |
受験料 | $300 | $300 |
試験形式 | テストセンター オンライン監督付き試験 |
テストセンター オンライン監督付き試験 |
公式サイト | AWS Certified Solutions Architect – Professional |
AWS Certified DevOps Engineer – Professional |
「プロフェッショナルレベル」は、アソシエイトよりもさらに難易度が高くなっており、およそ実務経験2年以上のエンジニアを対象としています。AWSの設計と運用に関する資格試験となっており、高度で包括的な知識・スキルが要求されるため、十分な実務経験と試験対策が必要です。
スペシャリティ
項目 | Advanced Networking | Data Analytics | Database | Machine Learning | Security | SAP on AWS |
試験時間 | 170分 | 180分 | 180分 | 180分 | 170分 | 170分 |
問題数 | 65問 | 65問 | 65問 | 65問 | 65問 | 65問 |
出題・解答形式 | 選択問題 | 選択問題 | 選択問題 | 選択問題 | 選択問題 | 選択問題 |
受験料 | $300 | $300 | $300 | $300 | $300 | $300 |
試験形式 | テストセンター オンライン監督付き試験 |
テストセンター オンライン監督付き試験 |
テストセンター オンライン監督付き試験 |
テストセンター オンライン監督付き試験 |
テストセンター オンライン監督付き試験 |
テストセンター オンライン監督付き試験 |
公式サイト | AWS Certified Advanced Networking – Specialty |
AWS Certified Data Analytics – Specialty |
AWS Certified Database – Specialty |
AWS Certified Machine Learning – Specialty |
AWS Certified Security – Specialty |
AWS Certified SAP on AWS – Specialty |
「スペシャリティ」は、プロフェッショナルレベルと同等以上の難易度の資格です。AWSの実務経験はもちろん、ネットワークやデータベースなどの各専門分野での5年程度の実務経験が要求されています。各分野で高度な専門的知識が要求されるため、難易度は高いものの、それに見合うだけの価値がある資格です。
AWS認定資格の勉強方法
AWS認定資格の勉強方法には、「独学」と「オンライン講座の受講」の2つがあります。
独学
独学で学習する場合は、書籍や公式の動画トレーニング教材などを利用するのが一般的です。AWS認定資格はクラウド分野の資格としてはメジャーなため、独学でも学習用コンテンツに困ることはないでしょう。
モチベーションを保つのが難しかったり、あまり効率的な学習ができなかったりすることもあるため、注意も必要です。業務の中で実際にAWSに触れながら知識を定着させていくと良いでしょう。
オンライン講座の受講
AWS認定資格対策用のオンライン講座を受講するのもおすすめです。講師への質問ができたり、模擬試験の解説を聴けたりするため、独学よりも効率的な学習ができます。
独学よりもコストがかかりやすいというデメリットはありますが、合格の可能性を高めたい方は講座の受講も検討してみると良いでしょう。
まとめ|AWS認定資格でクラウドエンジニアとしてキャリアアップ
AWS認定資格は、クラウドサービス「AWS」を扱うスキルを認定するAmazon公式の資格です。クラウドエンジニアとして働くうえで、AWSのスキルは需要が高く、資格を取得できればキャリアアップが期待できるでしょう。
分野と難易度別に試験が分かれているため、自分のレベルとキャリアプランをふまえて、受験にチャレンジしてみてください。