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難問データベーススペシャリスト試験の概要と対策をわかりやすく解説!難易度や勉強方法もお伝えします

最終更新日 : 2023.06.01

難問データベーススペシャリスト試験の概要と対策をわかりやすく解説!難易度や勉強方法もお伝えします

「データベーススペシャリスト試験の難易度はどれくらい?」
「データベーススペシャリスト試験は未経験でも合格可能?」

データベーススペシャリスト試験と聞くと、上記のような悩みを持つ方も多いのではないでしょうか?

データベーススペシャリスト試験は、情報処理技術者試験の中でも最高レベルにあたる試験ですが、効率よく勉強ができれば未経験者でも充分合格可能です。

この記事ではデータベーススペシャリスト試験の出題範囲や難易度などの概要から、合格するために効率のよい勉強方法について詳しく解説していきます。

データベーススペシャリスト試験(DB)とは?

データベーススペシャリスト試験(DB)とは?
データベーススペシャリスト試験(DB)は、IPA(情報処理推進機構)が実施する、データベースの管理や設計に関する専門知識を持つ人材を評価するための試験です。

データベーススペシャリスト試験では、データベースの基本的な概念や知識はもちろん、システム基盤の要件定義から開発・運用にいたるまで幅広い知識が必要が問われます。

したがって試験の難易度は、情報処理技術者試験の中でも最高ランクの「レベル4」に分類され、合格率も約15%前後と低い数値になっています。

データベーススペシャリスト試験に受かることは可能?

データベーススペシャリスト試験は難易度が高い試験ですが、合格することは可能です。

しかし実務経験者でも200時間の勉強が必要とされる難関試験であるため、しっかりと計画を立てて勉強し、試験の形式や出題傾向の対策をして試験に臨まなければいけません。

データベーススペシャリスト試験に合格するための効率的な勉強方法については、記事の最後で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

データベーススペシャリストとは?

データベーススペシャリストとは?
データベーススペシャリストとは、データベースデータベースに関する専門的な知識を持ち、企画・要件定義・開発・運用・保守にいたるまでの業務に従事するIT人材のことです。

データベーススペシャリストの役割は多岐にわたり、データの効率的な取り扱いやデータ品質の向上、業務プロセスの最適化など、企業や組織の情報戦略に役立ちます

また、近年AIの発展により「ビッグデータ」の重要性がますます認知されていることからも、データベーススペシャリストはさらに注目度の高いIT人材となっています。

データベーススペシャリスト試験の出題範囲や難易度は?

データベーススペシャリスト試験の出題範囲や難易度は?
ここでは、データベーススペシャリスト試験(DB)の出題範囲や、試験難易度について詳しく解説していきます。

データベーススペシャリスト試験の出題範囲は?

データベーススペシャリスト試験の詳細について、以下の表でまとめています。

午前I 午前II 午後I 午後II
出題形式 選択式問題 選択式問題 記述式問題 記述式問題
問題数 30問 25問 全3問のうち2問選択 全2問のうち1問選択
制限時間 50分 40分 90分 120分

データベーススペシャリスト試験は午前と午後、そしてそれぞれIとIIに分かれており、合計4つの試験を受験する形式となっています。

4つそれぞれの試験内容について詳しく解説していきます。

午前I

午前Iの試験では、データベースに関する基礎知識について出題されます。

試験範囲は、他のレベル4の試験と同様、応用情報技術者試験の範囲から出題され、かつ過去問からの問題も多いため、しっかりと勉強をすれば得点が取れます。

出題形式は、4択問題で全30問、制限時間は50分の試験であり、合格基準は60点となっています。

午前II

午前IIの試験では4択問題が全25問出題され、制限時間は40分、合格基準は60点となっています。

午前IIの試験では、以下のようなデータベースに関するより応用的な知識が問われます。

  • データベース管理システムの特性
  • データベース設計
  • ネットワーク、セキュリティ
  • データ操作
  • データベース運用

午前Iの試験と同じく過去問題に似た問題が出題される傾向がみられますが、より高い専門性を求められ、難易度も上がるため過去問題を中心にしっかり対策しなければいけません。

午後I

データベーススペシャリスト試験の午後の試験では、午後Iと午後IIどちらも以下のような分野に関する実務的な内容を踏まえた問題が出題されます。

  • データベース設計
  • データ操作
  • データのリカバリー

出題形式は午前の試験と異なり、3問のうち2問から選択する記述式であり、制限時間は90分です。

午後Iの試験では、過去問を引用した問題が出題されることが少ないため、専門知識だけでなく、技術のトレンドを知った上で、実際のケースを想定した対策をする必要があります。

また問題は長文で出題されるため、読解力も養っておかなければいけません。

午後II

午後IIの試験は、2問のうち1問を選択する論述式問題であり、制限時間は120分となっています。

午後IIの試験では、主に概念データモデリングに関する実践的な知識や能力が問われます。

データベースに関する実務的な問題が問われる点では、午後Iと同様です。しかし問題のボリュームがさらに大きくなるため、言うまでもなく最難関の試験であるといえます。

データベーススペシャリスト試験の効率的な勉強方法

データベーススペシャリスト試験の効率的な勉強方法

ここではデータベーススペシャリスト試験に合格するために効率的で、役立つ勉強方法について詳しく紹介していきます。

過去問を解く

データベーススペシャリスト試験の問題の傾向や難易度を把握するために、過去問を解きましょう・

特に午前の試験では過去問をもとに出題されることが多いため、午前の試験対策に役立ちます。

過去問は、IPA(情報処理推進機構)の公式ホームページに掲載されているため、ぜひ利用してみてください。

公式ホームページで過去問を見る

参考書やテキストを活用する

参考書やテキストは、データベーススペシャリスト試験の合格に必要となるデータベースに関する基礎知識を身につけるのに役立ちます。

また基礎知識を身につけた上で過去問に取り組むことで、より理解を深められます。

講座や予備校、セミナーに参加する

講座や予備校、セミナーに参加することは、データベーススペシャリスト試験へ合格するための一番効率的な勉強方法です。

試験の合格に必要な知識をITのプロから教わることができ、分からないことがあればすぐにアドバイスを受けられるため、実務未経験者であっても効率的に勉強を進められます。

データベーススペシャリスト試験に合格したいなら、データベーススペシャリスト試験専用のコースが用意されている、資格の学校TACがおすすめです。

資格の学校TACの詳細を見る

まとめ

今回はデータベーススペシャリスト試験の概要から効率的な勉強法まで詳しく紹介しました。

データベーススペシャリスト試験は、情報処理技術者試験の中でも最高難易度の試験ですが、しっかりと勉強・対策を行えば合格可能です。

特に時間制限が厳しいため、解くスピードと時間配分の両方を重視して対策をするようにしましょう。

年1回のみ開催される試験であり、かつ実務者でも200時間の勉強を要する、難易度の高い試験です。

したがって1発合格を目指すのでなく、まず模擬試験をやってみたり、練習として試験を受けてみたりするようにしましょう。

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