目次
「子供にプログラミングを学ばせたいけど、家庭では教えられない…」
「子供向けのプログラミングスクールってどう選んだら良いの?」
このような悩みや疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、子供におすすめのプログラミングスクールをランキング形式で5つご紹介します。
あわせて、子供向けのプログラミングスクールの選び方やよくある質問まで解説するので、プログラミングスクールを選ぶ際の参考にしてください。
子供にプログラミングスクールがおすすめの理由
子供へのプログラミング教育が注目されています。
IT化が進み、小学生へのプログラミング教育が必修化されたこともあり、習い事の一環としてプログラミングを検討している家庭も多いのではないでしょうか。
子供のプログラミング学習には、プログラミングスクールの受講がおすすめです。
ここでは、なぜ子供にプログラミングスクールがおすすめなのか、その理由を3つご紹介します。
- 効率的かつ楽しく学べる
- 講師やスクール生とのコミュニケーション
- 子供に合わせたカリキュラムがある
効率的かつ楽しく学べる
「効率的かつ楽しく学べる」というのが1つ目の理由です。
プログラミング教育には注目が集まっていますが、家庭で勉強させるにはハードルが高い科目でもあります。
従来の学校教育にはなかった教科ということもあり、参考書などが充実していなかったり、ITに詳しい方でないと教えられないことも多いでしょう。
また、学校教育では学習時間が限られ、効率的な学習はまだ期待できません。
手探りでインターネットを参考にプログラミングを勉強させてみるよりも、プログラミングスクールに通った方が効率よく学習が進められます。
多くのプログラミングスクールでは、IT業界で経験を積んだエンジニアが教材を作成していたり、講師として授業を行っていることが多いため、効率的に学習ができます。
また、プログラミングスクールであれば子供を飽きさせないように工夫された教材を使ってくれるため、飽きずに楽しく学習を進めやすいというメリットもあります。
講師やスクール生とのコミュニケーション
プログラミングスクールに通うことで、講師やスクール生とのコミュニケーションにもつながります。
講師に分からない箇所を質問したり、他のスクール生と交流しながら学習を進められるため、コミュニケーション能力を養うこともできるでしょう。
同世代の子供とだけでなく、大人とのコミュニケーションが増えるため、基礎的な教養が身につくといったメリットもあります。
少人数制のプログラミングスクールもあるため、子供の移行にも合わせて適切な環境を選択すると良いでしょう。
子供に合わせたカリキュラムがある
プログラミングスクールでは、子供の年齢や好みに合わせたカリキュラムを提供しています。
プログラミング学習とは言っても、本職のエンジニアが仕事で使っているようなプログラミングをいきなり学習するのは難しいものです。
中高生であれば、ハイレベルなプログラミング言語からはじめるのも良いですが、本来は年齢に合わせて難易度を調整しなければなりません。
プログラミングスクールでは、子供の年齢や関心に合わせて適切なカリキュラムを用意してくれています。
無理なく学習でき、興味関心をもって取り組みやすい授業が提供されているため、高い学習効果も期待できます。
プログラミングはただ漠然とコードを書き写したりするだけでなく、自分で考えながら進めていかなければいけません。
プログラミングスクールのカリキュラムに従って進めることで、子供に大切な考える力が身につくというメリットもあります。
子供向けプログラミングスクールの選び方
ここでは、子供向けプログラミングスクールの選び方を解説します。
プログラミング学習が必修化されたということもあり、子供向けのプログラミングスクールが増えつつあります。
以前よりも選択肢が増えたことで、逆にどのようなスクールを選んだら良いのか分からないご家庭もあるのではないでしょうか?
プログラミングスクールを選ぶ際は、次の5つのポイントに注目してみてください。
- 授業形態と指導方法
- カリキュラム
- 費用
- 講師のスキルや対応
- 子供の年齢や関心
授業形態と指導方法
始めに、授業形態や指導方法について確認しましょう。
一般的な塾と同じように、プログラミングスクールにも授業形態があります。
- 大人数の教室制
- 少人数のグループ制
- 個別指導
子供の性格や好みに合わせて選ぶと良いでしょう。
引っ込み思案な子には少人数か個別指導、大人数でワイワイすることが好きな子には教室制、といった選び方がおすすめです。
また、指導方法も教室によって様々です。
- 通学制
- オンライン制
- 通信教育制
通学制の場合は送迎などが必要になりますが、パソコンなどを用意する必要もなく、直接対面で教えてもらえるという安心感があります。
オンラインの場合は場所を選ばず全国どこからでも受講できるため、利便性が高いというメリットが魅力です。
通信教育制は、学習時間などを柔軟に選択しやすいものの、直接指導を受けられる時間が少ない(無い)ため、学習効率やモチベーション維持を不安に思う方もいるでしょう。
基本的には、近くに良い教室があれば通学制、そうでなければオンライン制を選ぶことをおすすめします。
カリキュラム
2つ目のポイントは学習カリキュラムです。
プログラミングスクールによって、カリキュラムには差もありますが、多くの場合次の2つに分かれます。
- ロボットなどを組み立てて動かす
- ゲームなどのアプリをつくる
どちらも魅力がありますが、本人の関心や教材費などにもつながるため、複数のスクール・カリキュラムを比較して検討することをおすすめします。
費用
習い事で気になるのが月謝などの費用です。
子供のプログラミングスクールの授業料の相場は、およそ数千円~1万5,000円程度です。
授業料に加えて、教材費やパソコンのレンタル代などにそれぞれ数千円かかることもあるため、注意が必要です。
オンラインよりも教室での対面学習の方が授業料が上がる傾向にあります。
費用とも相談しながら適切な授業形態を選ぶと良いでしょう。
講師のスキルや対応
講師のスキルや対応にも注目してみましょう。
子供を指導する講師がエンジニアとして経験のない人だったり、対応が明らかによくないスクールは避けた方が無難です。
多くのプログラミングスクールで無料体験などを実施しているため、いきなり受講を決めるのではなく、無料体験で講師の雰囲気などを把握しておきましょう。
子供の年齢や関心
とにかく大切なのは、子供が関心をもって楽しんでくれるスクールを選ぶことです。
興味・関心が持てるものでなければ長く続けられませんし、成果も出ないでしょう。
無理に続けても、かえってプログラミングやITに苦手意識を持ってしまうこともあります。
複数のプログラミングスクールの無料体験に参加して、子供が興味を持った教室を選ぶことをおすすめします。
また、子供の年齢も考慮してスクールを選ぶと良いでしょう。
推奨年齢ごとにカリキュラムを分けているスクールが多く、子供の年齢や適性に合わせて選ばなければなりません。
子供向けプログラミングスクールランキングベスト5!
子供向けプログラミングスクールのおすすめを、ランキング形式で5つご紹介します。
どれも優良プログラミングスクールばかりなので、費用やカリキュラムなどから好みのスクールを選択しましょう。
1. リタリコワンダー
おすすめランキング1位は「リタリコワンダー」です。
受講生の満足度が高く、幅広い年齢層の子どもにおすすめのプログラミングスクールです。
300以上のコンテンツを組み合わせて、年齢や興味・関心に合わせたオーダーメイドカリキュラムを作ってもらえるため、楽しんで学習を続けられます。
項目 | 内容 |
対象学年 | 年長~高校生 |
カリキュラム | ゲーム・アプリプログラミング ロボット 3Dプリンター |
授業料 | 5,500~8,525円/授業1回 |
教材費 | なし |
オプション料金 | 3Dプリンターの体験には2,200円 |
授業形態 | 教室(東京・神奈川・埼玉・千葉に20校) オンライン選択可 |
特徴 | ・オーダーメイドカリキュラム ・フェスや有名企業とのイベント |
公式サイト | https://wonder.litalico.jp/lp/pc19001 |
2.デジタネ
第2位は「デジタネ」です。
「デジタネ」は、ゲームとプログラミングを組み合わせて楽しく学習できるカリキュラムが魅力で、人気のMinecraftを使った授業が評判です。
小学校高学年以上になると、実際にIT企業で使われているHTML/CSSやJavaScriptといったプログラミング言語を学習できるのも強みです。
項目 | 内容 |
対象学年 | 小学校1年生~ |
カリキュラム | Scratch Roblox JavaScript HTML/CSS 他 |
授業料 | 4,980円/月(年間プランは3,980円/月) |
教材費 | なし |
オプション料金 | マインクラフトJava版3,960円(税込) |
授業形態 | オンライン |
特徴 | ・ゲームを使ったプログラミング学習 ・コミュニティ機能 ・Youtuberコラボなどイベント多数 |
公式サイト | https://d-school.co/online/ |
3. テックキッズスクール
第3位は「テックキッズスクール」です。
プロのエンジニアが使っているプログラミング言語を使い、本格的なプログラミング学習が体験できるスクールです。ゲームやアプリのプログラムをつくるだけでなく、IllustratorやPhotoshopを使ったデザインを体験できるのもポイントです。
他のスクールよりも料金はお高めですが、大手IT企業「サイバーエージェント」が運営しているため、安心して受講できるのも強みです。
項目 | 内容 |
対象学年 | 小学校1年生~中学校3年生 |
カリキュラム | Scratch QUREO C# Swift Unity Illustrator Photoshop 他 |
授業料 | 渋谷校:20,900円/月 オンライン校:23,100円/月 |
教材費 | 2,200円/月 |
オプション料金 | PCレンタル 4,400円/月 |
授業形態 | 教室(渋谷) オンライン |
特徴 | ・本格的なプログラミング ・デザインも学べる |
公式サイト | https://techkidsschool.jp/ |
4. ヒューマンアカデミープログラミング教室
第4位は「ヒューマンアカデミープログラミング教室」です。
ヒューマンアカデミーは全国に教室があり、プログラミング以外にも様々な教育事業を展開しています。
児童教育の実績が豊富なため、プログラミング教室としても安心感のある授業が期待できます。
項目 | 内容 |
対象学年 | 小学生~ |
カリキュラム | Scratch JavaScript 他 |
授業料 | 9,900円/月 |
教材費 | 660円/月 |
オプション料金 | なし |
授業形態 | 教室(全国各地) |
特徴 | ・全国各地に教室あり ・児童教育の実績を活かした教室 |
公式サイト | https://kids.athuman.com/programming/ |
5. QUREOプログラミング教室
第5位は「QUREOプログラミング教室」です。
「プログラミング能力検定」に準拠したカリキュラムが提供されているため、受験をふまえた本格的なプログラミング教育を受けさせることができます。
検定準拠とはいえ、ビジュアルベースで本物のゲームさながらのプログラミング体験ができ、分かりやすさや面白さも確保されています。
項目 | 内容 |
対象学年 | 小学生~高校生 |
カリキュラム | プログラミング能力検定(ビジュアル言語版) 他 |
授業料 | 7,000円~/月(教室による) |
教材費 | 1,000円~/月 |
オプション料金 | なし |
授業形態 | 教室(全国各地) |
特徴 | ・全国各地に教室あり ・プログラミング能力検定準拠のカリキュラム |
公式サイト | https://qureo.jp/ |
子供をプログラミングスクールに通わせる際の注意点
ここでは、子供をプログラミングスクールに通わせる際の注点を解説します。
子供をプログラミングスクールに通わせる際は、以下のような点に注意しましょう。
- 子供の関心を優先する
- スマホやパソコンを使う時間が増える
- 従来の学習時間が減ることも
子供の関心を優先する
1つ目の注意点は、「子供の関心を優先する」ということです。
プログラミング教育が必修化され、ITの需要が高まっているとはいえ、子供の関心がないことを無理に習わせてもあまり意味がありません。
子供がプログラミングに関心を持てるかどうかが大切なポイントです。
また、プログラミング学習はカリキュラムの幅も広く、学習内容によっても興味・関心の差があります。
子供の関心を優先して受講を検討しましょう。
スマホやパソコンを使う時間が増える
プログラミングスクールに通うことで、スマホやパソコンを使う時間が増えてしまうリスクもあります。
もちろん、どちらも学習の役に立つため悪い事ばかりではありませんが、使い過ぎによる健康リスクなどにも注意したいところです。
プログラミングスクールに通わせる際は、スマホやパソコンの使用時間などにも注意し、場合によっては管理すると良いでしょう。
従来の学習時間が減ることも
プログラミングスクールを受講することで、従来の学習時間が減る可能性もあります。
プログラミング学習が必修化され、受験科目にもなるとはいえ、従来の五教科の学習時間もある程度は確保しておきたいところです。
他の習い事と同じように、従来の学習時間とのバランスも意識しながらスクールや受講頻度を決めると良いでしょう。
子供向けプログラミングスクールについてのよくある質問
ここでは、子供向けプログラミングスクールについてのよくある質問をご紹介します。
プログラミングスクールは新しい習い事のため、まだまだ分からないことが多い家庭もあるでしょう。
ここでは、以下の3点の質問をご紹介します。
- 子供を通わせるのはやめとけって言うけど?
- 何歳から通えるの?
- パソコンも用意しないといけないの?
- ロボットプログラミングとどっちがいいの?
子供を通わせるのはやめとけって言うけど?
プログラミングスクールについては、
「子供を通わせるのは無駄」
「高い受講料を払うほどの内容ではない」
といった意見もあります。
「独学でもプログラミング学習はできる」「大人になってからでも学べる」といった理由からくる意見ですが、実際のところはどうなのでしょうか。
子供をプログラミングスクールに通わせるのは、必ずしも無駄な事ではありません。
もちろん、関心のない子供を無理に通わせるのはあまりおすすめできませんが、関心がある子供であれば、プログラミングスクールの受講はおすすめです。
プログラミングそのものだけでなく、論理的思考力や創造性、コミュニケーション能力などを養うことができるため、必ずしも悪いことばかりではありません。
子供の関心を重視することが大切です。
何歳から通えるの?
「何歳からプログラミングスクールに通えるの?」
といった疑問を持っている方も多いでしょう。
基本的には、小学校低学年からを対象年齢としているプログラミングスクールが多いです。
中には、5歳からの子供を対象としたカリキュラムを提供しているスクールもあります。
スクールのカリキュラムや子供の関心、適性をふまえて検討してみると良いでしょう。
パソコンも用意しないといけないの?
「プログラミングを勉強させるなら、パソコンも用意しないといけないの?」
と心配している方もいるかと思います。
プログラミング学習にはパソコンがほぼ必須になるため、何らかの形で用意しなければなりません。
プログラミング学習には、それなりに高スペックなパソコンが必要になりますが、お金もかかるうえに選び方も分からない、というご家庭もあるでしょう。
パソコンを各ご家庭で用意しなければならない場合もありますが、多くのプログラミングスクールでパソコンの貸し出しオプションがあります。
レンタル料はかかりますが、十分なスペックのパソコンを借りられるため、心配する必要はありません。
また教室制で対面での授業を受けるタイプのスクールであれば、教室のパソコンを利用できるためレンタルも必要ない場合があります。
スクールによって異なる部分のため、心配な方は各スクールに問い合わせてみると良いでしょう。
ロボットプログラミングとどっちがいいの?
「ロボットプログラミング」をカリキュラムとして採用しているスクールも中にはあります。
一般的なプログラミングはパソコンだけで完結し、ゲームやアプリを作ることが目標となっています。
ロボットプログラミングは実際にロボットを組み立てて、そのロボットを動かすためにプログラムを実装していくカリキュラムです。
どちらにも魅力がありますが、プログラミングはパソコンの操作やよりITに特化した教育が受けられるのに対し、ロボットプログラミングは手を動かしながらモノづくり感覚で楽しめます。
パソコンに慣れていない子供の場合はロボットプログラミングからはじめても良いでしょう。
子供の興味・関心に沿って選択することをおすすめします。
プログラミングスクールに通えない場合は?
近くに通える教室がない場合や、子供の性格などを考慮してスクールに通えない場合は、どのようにプログラミングを学習したら良いのでしょうか。
ここでは、スクールに通えない場合のプログラミング体験についてご紹介します。
自宅で体験できるプログラミング教材について解説するため、参考にしてみてください。
自宅でのプログラミング体験もあり
プログラミングは、必ずしもスクールでなければ体験できないものではありません。
パソコンは最低限必要になるでしょうが、最近では子供向けのプログラミング教材や参考書も増えてきており、自宅でも十分に体験可能です。
スクールの受講前に、自宅でできるプログラミング体験を試しておいて、子供の興味・関心を確かめてみるのも良いでしょう。
子供におすすめのプログラミング教材1. Scratch
自宅で体験できる、子供におすすめのプログラミング教材の1つ目は「Scratch」です。
Scratchは、文字やキャラクターで構成されたブロックを組み合わせて処理を実装するビジュアル型プログラミング言語です。
ブロックをくっつけたり数字を入力したりするだけで簡単にプログラミングを体験できるため、子供におすすめの教材です。
導入も簡単にできるため、家庭でも体験しやすいのも魅力です。
子供におすすめのプログラミング教材2. Minecraft
2つ目のおすすめ教材は「Minecraft」です。
Minecraftは子供に人気のゲームです。
ブロックで構成された世界でサバイバルしたり建築したり、といった自由な楽しみ方で大きな人気を集めています。
Minecraftそのものでプログラミングを学べるというより、プログラミングを使うことでよりMinecraftの世界を楽しめるという魅力があります。
子供におすすめのプログラミング教材3. Viscuit
3つ目のおすすめ教材は「Viscuit」です。
Viscuitは、文字を一切使わずにゲームを作れるプログラミング言語です。
自分で描いた絵を元に、簡単な操作でゲームを作ることができ、ScratchやMinecraftよりも年齢の低い子供に向いた言語です。
まとめ
この記事では、子供におすすめのプログラミングスクールをご紹介しました。
子供をプログラミングスクールに通わせることで、効率的にプログラミング学習ができたり、コミュニケーション能力を養えたりといったメリットがあります。
子供向けのプログラミングスクールは最近増えており、選び方に迷うことも多いでしょう。
プログラミングスクールを選ぶ際は、費用やカリキュラムも大切ですが、子供が関心を持てるかどうかが非常に大切です。
各プログラミングスクールで実施されている、無料体験に参加することをおすすめします。
またお子様向けにプログラミングスクール以外の塾や予備校をお探しの際は、塾選の活用もおすすめです。習い事を幅広く検討されている方は参考にしてみてはいかがでしょうか。