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システム監査技術者試験とは?試験概要や難易度とおすすめの勉強方法

最終更新日 : 2023.06.15

システム監査技術者試験とは?試験概要や難易度とおすすめの勉強方法

「システム監査技術者試験ってどのような試験?」
「システム監査技術者試験は実務未経験でも合格可能?」

システム監査技術者試験と聞くと、上記のような悩みを持つ方も多いのではないでしょうか?

システム監査技術者試験は、情報処理技術者試験の中でも最高レベルの難易度にあたる試験ですが、要点を押さえて対策を行えば、実務未経験者でも合格可能です。

この記事ではシステム監査技術者試験の概要から、おすすめの勉強方法にいたるまで詳しく解説していきます。

システム監査技術者試験(AU)とは?

システム監査技術者試験(AU)とは?

システム監査技術者試験(AU)は、情報システムの監査に関する専門知識を認定するために、IPA(情報処理推進機構)が実施する試験です。

システム監査技術者試験では、システム監査に関する知識だけではなく、事故を未然に防ぐための幅広いIT知識が問われます。

したがって合格率は15%前後と、試験の難易度が非常に高く、IPAが実施する試験の中でも最高ランクの「スキルレベル4」に位置づけされています。

システム監査技術者試験に受かることは可能?

システム監査技術者試験は、合格率が15%前後こ非常に難易度が高い試験ですが、経験者・未経験者問わず、誰でも合格可能です。

しかし合格するためには幅広いIT知識や監査に関する専門的な知識、高度な技能が必要です。

情報システムに関する実務経験があるか、ゼロから試験に挑戦するかによって必要な勉強時間は異なりますが、「100時間」を目安として試験勉強に取り組むとよいでしょう。

システム監査技術者とは?

システム監査技術者とは?

システム監査技術者は、情報システムが企業活動の役に立っているのか、また安全であるのかを点検・評価し、改善勧告やフォローなどを行う人材です。

システム監査技術者には、ITに関する広範囲の知識に加え、システムを監査するための専門性や独立性、客観性が求められます。

システム監査技術者試験は、情報システムの監査人や責任者など情報システムに関する役職を目指す人に最適な資格なのです。

システム監査技術者試験の出題範囲や難易度は?

システム監査技術者試験の出題範囲や難易度は?
ここでは、システム監査技術者試験(AU)の出題範囲や試験難易度について詳しく解説していきます。

システム監査技術者試験の出題範囲は?

システム監査技術者試験の詳細について、以下の表でまとめています。

午前I 午前II 午後I 午後II
出題形式 選択式問題 選択式問題 記述式問題 論述式問題
問題数 30問 25問 全3問のうち2問選択 全2問のうち1問選択
制限時間 50分 40分 90分 120分

システム監査技術者試験では、午前と午後、そしてそれぞれIとIIに分かれており、合計4つの試験を受験します。

また合格基準は、午前Iから午後Iの試験は60点以上、午後IIの試験はA~Dの評価の中でA評価以上となっています。

それぞれの試験内容について詳しく解説していきます。

午前I

午前Iの試験では、システム監査に関する専門知識を理解するための、ITに関する共通知識が問われます。

出題問題は基礎知識をしっかりと抑えていれば解くことができ、かつ過去問からの出題も多いため、しっかりと対策をしていれば問題ないでしょう。

出題形式は、4択問題が全30問、制限時間50分、合格基準は60点となっています。

午前II

午前IIの試験では、以下のようなシステム監査に関するより応用的な知識が問われます。

  • システム監査基準
  • システム監査プロセス
  • システム管理
  • 内部統制
  • 法規制

午前Iに比べて、より専門性の高い問題が出題されますが、知識を問われることが多いため、過去問題を中心に、用語の暗記と理解により一層力を入れることが大切です。

出題形式は、4択問題が全25問、制限時間40分、合格基準は60点となっています。

午後I

システム監査技術者試験における午後の試験では、午後Iと午後IIどちらも以下の分野に関する知識や、実際のケースを踏まえた技能に関する内容が出題されます。

  • システム監査基準
  • システム監査プロセス
  • システム管理
  • 内部統制
  • 法規制

午後Iの試験は長文を読解して回答する必要があるため、用語の理解をしっかりと行い、過去問を利用して練習しておくことが大切です。

出題形式は、3問のうち2問を選択する記述式、制限時間90分、合格基準は60点となっています。

午後II

午後IIの試験では、システム監査に関するより実践的な知識や技能が問われます。

システム監査に関する実務的な問題が問われる点では、午後Iと同様ですが、問題のボリュームが大きくなるため、さらに高難易度の試験となります。

出題形式は、2問のうち1問を選択する論述式、制限時間120分、合格基準はA評価となっています。

システム監査技術者試験験の効率的な勉強方法

システム監査技術者試験験の効率的な勉強方法

システム監査技術者試験の勉強をする際は、まず知識のインプットをひたすら行ったのちに、本番を意識した模擬試験のアウトプットをするという流れを意識しましょう。

参考書やテキストを活用する

参考書やテキストは、システム監査技術者試験の合格に必要な基礎知識をインプットするために最適です。

基礎知識を身につけた上で、その内容に沿うような問題を何度も解くと、知識をより定着させられます。

過去問を解く

一通り基礎知識を身につけたら、過去問を解いて実際の問題に挑戦してみましょう。

過去問は知識の理解度を高めるだけでなく、試験問題の傾向や難易度を把握するためにも役立ちます。

特に過去問を参照して出題される問題が多い、午前Iから午後Iまでの試験対策として有効です。

講座や予備校、セミナーに参加する

システム監査技術者試験へ最短で合格したい方は、講座や予備校、セミナーへの参加をオススメします。

必要な知識や技能を資格のプロから教わることができ、アドバイスも得られるため、特に実務未経験者や効率的に勉強を進めたい方にオススメです。

システム監査技術者試験に合格したいなら、システム監査技術者試験専用のコースが用意されている、資格の学校TACがおすすめです。

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まとめ

今回はシステム監査技術者試験の概要からおすすめの勉強法まで詳しく紹介しました。

システム監査技術者試験は、非常に難易度の高い試験ですが、過去問を中心にして要点を押さえて対策すれば、未経験者でも合格を狙えます。

またシステム監査技術者試験に合格すれば、システム監査人や情報システム責任者などへキャリアアップを目指せるきっかけにもなります。

年1回のみ開催される試験なので、計画をしっかりと立て、インプットからアウトプットという流れを意識して勉強に取り組みましょう。

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