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Pythonにおけるfor文を使ったループ処理の作り方を解説!

最終更新日 : 2022.09.17


Pythonのfor文はある処理を繰り返し実行したい時に利用する文法となります。
for文の基本的な書き方はもちろんのこと、while文、range文等のfor文を応用した書き方についても解説させて頂きます。
プログラミングを学習する時は実際に手を動かしながら学習することをお勧めします。
では早速for文の使い方を見て行きましょう。

Pythonにおけるfor文を使ったループ処理について

ここではPythonにおけるfor文を使ったループ処理について紹介させて頂きます。
そもそもループ処理とはどんなものか?なぜfor文を使うのか?などを解説させて頂きます。

for文を使ったループ処理とは?

プログラムを作る時に同じことを繰り返し処理したい時に使うのがfor文です。
for文を使う事によって繰り返しのループ処理をする事が出来るので、
同じコードを何度も書いたりする必要がなくなり、シンプルなコードでループ処理が出来るようになります。

なぜfor文を使うの?

for文を使う場面としては同じ文字列を繰り返し表示したり、1から10までを順番に出力をするなど、繰り返しの回数が決まっている場合に使うのがfor文です。
似たような文法でwhile文というのがありますが、while文はループ処理に条件をつけて、条件が成立したらループ処理を終了させる文法です。
こちらについても後ほど詳しく解説いたします。

Pythonにおけるforを使ったループ処理の書き方とルール

 

実際にfor文の基本的な文法や、書き方の例について解説をさせて頂きます。
エディターを立ち上げてコピー&ペーストはせずに直接codeを書いて頂ければ幸いです。

Pythonにおけるfor文の基本

以下がfor文の基本的な書き方です。
先ずは文法の構造から確認しましょう。

for 変数 in オブジェクト:
実行する処理

変数の後に「in」が付くのとオブジェクトの後に「:」が付くことがポイントです。
具体的な書き方は次で紹介させて頂きます。

Pythonにおけるfor文の書き方の例

fruit = [“orange”,”melon”,”lemon”]

for f in fruit:
print(f)

実行結果

orange
melon
lemon

1.変数fに、配列fruitの最初の要素orangeが代入されてprintで出力
2.変数fに、配列fruitの2番目の要素melonが代入されてprintで出力
3.変数fに、配列fruitの3番目の要素lemonが代入されてprintで出力
という流れで繰り返しの処理がされます。
これがfor文の基本的な文法となります。

for文を使いこなす5個の方法

先ほどのfor文は繰り返す回数を指定した文法ですが、これ以外にも繰り返す回数を10回とか100回にしたり繰り返す条件をつけて使う事も出来ます。

while文の使い方

while文はループ処理に対して条件をつけて、条件を満たさなくなったら終了するという使い方が出来ます。

while文の構造

while 条件:
繰り返しおこなう処理

while文の基本的な文法

i = 0
while(i < 5):
print(”while”)
i+=1

実行結果

while
while
while
while
while

変数iが5より小さい場合はtrueとしてループの中で変数iに1を加算する処理を加える事によってwhileが5回表示されるという事です。

range文の使い方

rangeは繰り返す回数を指定して処理する事ができる文法です。

range文の構造

for 変数 in range(繰り返す回数):
処理

range文の基本的な文法

for num in range(5):
print(num)

実行結果

0
1
2
3
4

numは0からスタートする連番を表している為、0〜4の数字がprint出力されます。

break文の使い方

break文はfor文の繰り返し処理を途中でやめたい場合に使う文法です。

break文の基本的な文法

for num in range(10):
print num
if num == 5:
break

実行結果

0
1
2
3
4
5

この場合はif num == 5となので、numが5になったらfor文が終了するということです。

continue文の使い方

continue文は繰り返し処理の中で、処理をスキップさせる為に使う文です。
continue文はあくまで繰り返し処理の中だけで使うので他で使うことはありません。

continue文の基本的な文法

list = [1,2,3]

for num in list:
if(num == 2 ):
continue
print(num)

実行結果

1
3

enumerate文の使い方

enumerate文は出力するリストにインデックス番号をつけて処理する事が出来ます。

enumerate文の構造

for 変数(インデックス番号),変数(値) in enumerate:
処理

enumerate文の基本的な文法

fruit = [“orange”,”melon”,”lemon”]

for num, f in enumerate(fruit):
print(num,f)

実行結果

0 orange
1 melon
2 lemon

以上のようにenumerate文はインデックス番号をリストに追加するという事が出来ます。

まとめ

今回はpythonの基本文法の一つであるfor文について解説させて頂きました。
システム開発等をしていく場合にループ処理をしたいケースは多々あります。
そんな時に同じコードを何度も書くのは大変ですし、保守の観点でも適当ではないので、for文を使ってコードをシンプルに纏める事が多いです。
そしてfor文にはwhile文やrange文の様に応用して使い方もあるので、合わせて実装できるのように学習してみてください。
またPythonは他にも様々な用途がありますので、参考書を読んでみたり、プログラミングスクールに通うなどをして、是非Pythonマスターを目指してください!

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