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プログラミングを始める際には、作業道具となるパソコンを選ばなければいけません。
ネット上では最低限の機能を備えているパソコンがあればプログラミングをすることができるといわれていますが、実際に選ぶとなると迷いますよね。
特にスペックに関しては、パソコンを普段使わない人にとって聞き馴染みのない用語も多く、よくわからないまま購入してしまう方も多いのではないでしょうか。
「プログラミングに最適なパソコンはどういう基準でえらべばいいのか」
「現在持っているパソコンでもプログラミングで使うことができるのか」
上記のような悩みを持つ方のために、この記事ではプログラミング学習に適したパソコンについて詳しく解説していきます。
プログラミング初心者におすすめのパソコンスペック
パソコン選びの際にまず確認しなければいけないのがパソコンのスペックです。
スペックはパソコンの性能に関わる部分であり、低いスペックのパソコンを選んでしまうと動作に支障をきたしてしまいます。
ここでは、プログラミング学習にはどのようなスペックのパソコンが必要なのか、それぞれのパーツごとに解説していきます。
CPU
「クリック」や「入力」をおこなった際にパソコンの内部では様々な計算が行われています。
CPUは人で例えると脳のような役割で、パソコンで行われるそのような計算処理や処理全体の制御をします。
したがってCPUの性能が高くなればなるほど、パソコンの処理速度が早くなります。
現在販売されているパソコンに搭載されている代表的なCPUは、Windowsでは「Intel」、Macでは「M1チップ・M2チップ」となっています。
また「Intel」のCPUには3種類あり、性能が低い順に「Corei3・Corei5・Corei7」となっています。
プログラミングを快適に行うためには、Macの場合はM1、M2チップどちらでもいいのですが、Intelの場合は「Corei5」以上が搭載されているものを選ぶようにしましょう。
メモリ
メモリは動作の処理時にデータを一時的に保管しておく役割を果たします。
したがって容量の多いメモリを使うことで、パソコンが同時に多くの処理を行うことができるようになります。
パソコンに搭載されているメモリは通常「4GB・ 8GB・16GB・32GB」のどれかに該当し、8GB以上のメモリであれば問題なくプログラミングに伴う処理を行うことができます。
ストレージと容量
ストレージとはアプリやファイルなどのデータを保存する役割を果たします。
ストレージには、多くのデータを保存することができる「HDD」と、容量は小さいもののデータの読み書きスピードが早い「SSD」の2つがあります。
容量に関しては、あまりにも小さいとパソコンの処理が遅くなってしまう原因にもなるため、一定以上は確保しておく必要があります。
したがってHDD、SSDともに「128GB」以上であれば最低限、余裕を持たせたいのであれば「256GB」以上をオススメします。
また、処理速度や衝撃の面を考慮するとHDDよりSSDをおすすめしますが、値段が少し高くなってしまうのが難点です。
予算感
パソコンのスペックはもちろん大切ですが、コストパフォーマンスを考えると価格も考慮する必要があります。
Windowsパソコンは安いものから高いものまでピンキリですが、上記で解説したスペックを満たすためには「7万円〜14万円」が相場となります。
一方でMacは一番安価なモデルであってもプログラミングをするのに十分なスペックを満たしています。
しかし安いモデルであっても10万円以上はするため、Windowsパソコンよりも少し予算を多めに見積もっておくとよいでしょう。
Windows?Mac?プログラミング初心者におすすめのOSは?
「Windows」と「Mac」どちらのPCを選べばよいのか迷う方も多いのではないでしょうか。
Macを選ぶ方が良いと言われている記事が多いものの、それに対する根拠は少なく、実際は開発内容や学習したい言語に合うパソコンを選ぶのがベストなのです。
どのOSを搭載したパソコンを選ぶかどうかは、今後のプログラミング学習や開発にも関わる重要な問題なのです。
プログラミング言語とOS の関係性
パソコンにはOS(Operating System)という、パソコン上の様々なソフトウェアを動作するための基本的なソフトが搭載されています。
販売されているパソコンの大半は「Windows」か「Mac」のOSが標準搭載されていますが、それぞれのOSによって向いている言語が異なります。
Windows
Windowsは汎用性が高いため、基本的にどのような開発目的でも活用することができます。
したがって様々なシステムで使われているプログラミング言語であるC++やC#、Javaなどの学習をしたい方はWindowsがオススメです。
Windowsのメリットは対応しているパソコンの種類が豊富で、かつ低価格で購入することができる点です。
また、便利な機能を提供してくれる無料のソフトウェアを簡単に利用することができるため、活用することで作業効率をより高めることができます。
WindowsのデメリットはiOSに対応したサービスのリリースをするために手間がかかる点です。
サービス自体を開発することができるのですが、iOSサービスをリリースするためには専用のツールを使用する必要があるのです。
Mac
Macでは、Appleデバイスで使用することができるiOS対応のアプリやサービスを開発することができるツールが充実しています。
またWebアプリケーションやWebサイト全般を開発することができるプログラミング言語とも相性が良いです。
したがって、iOSサービスを開発するためのSwiftやWeb系の言語である、PHPやRuby,Pythonなどを学習したい方はMacがオススメです。
Macのメリットは処理能力が高いパソコンが多く、短時間で動作を実行することができる点です。
ファイルの読み込みや、コードの入力などプログラミングにおける様々な作業を快適に行うことができます。
MacのデメリットはC#のようなMicrosoftが開発した言語を使った開発ができない点です。
C#はゲームの開発などに使われている言語であるため、C#を使ってゲームを開発をしたい場合は、他の言語を使用するか、Windowsを使う必要があります。
また、Windowsのパソコンと比べて数万円ほど価格帯が高いこともデメリットの1つです。
プログラミング初心者におすすめのパソコン3選(※2024年10月時点)
プログラミングに最適なパソコンに関して、各種特徴を詳しく解説してきました。
ここではそれらを踏まえたうえで、プログラミング初心者にオススメのパソコンを3つ紹介していきます。
【Apple】MacBook Air M2
Macのパソコンの中では価格が最も購入しやすいエントリーモデルで、14~17万円で購入することができます。
13.6インチと15.3インチがあり、持ち運びやすさで選ぶなら13.6インチ、自宅等の決まった場所で作業する機会が多いなら15.3インチがおすすめです。
値段は13.6インチの方がリーズナブルです。
Mac特有の洗練されたデザインかつ、M2チップも搭載されているため複数のアプリを開いての作業もスムーズです。機能面においてプログラミングをするには十分といえます。
本格的にプログラミング開発を始めて、より高度な処理速度が必要になった際には、上位モデルにあたるMacbook Proの購入を検討してみてはいかがでしょうか。
【Lenovo】ThinkPad E15 Gen2
Lenovoが販売しているThinkPadシリーズの中でも10万円以下で購入することができるコスパの良いパソコンです。
98,890円とリーズナブルな価格ながら、CPUはCorei7、メモリーは最大32GB、SSDは最大1TBと十分な機能を備えています。
サイズに関しても15.6インチと大きい画面であるのにも関わらず、約1.7kgと軽量化されており、バッテリー駆動時間も約12.1時間と持ち出して作業するにも便利なパソコンです。
【Microsoft】Surface Laptop4
Microsoftが開発しているパソコンであるSurfaceシリーズの中でも価格帯と性能の面で一番バランスの取れているモデルです。
価格は約13万円、サイズは13.5インチ、性能に関してはCPUはCorei5、メモリーは8GB、SSDは256GBを搭載しています。
Surfaceの特徴は、Surface専用のペンや指で直接画面に触れて操作することができる点です。
マウスを使わずに、ディスプレイ上で直感的に操作をすることができるため作業の効率性をより高めることができます。
初心者向けパソコン選びのコツ
プログラミング初心者がパソコンを選ぶ際のコツを以下でまとめているので是非参考にしてください。
- CPU:Corei5以上
- メモリ:8GB以上
- ストレージ・容量:SSD256GB以上
- iOSアプリを開発したい場合はMac、それ以外はWindows
上記を満たしたうえで、予算に合うパソコンを購入することで快適にプログラミング学習をおこなうことができるでしょう。
プログラミング学習にはスクールがおすすめ
プログラミングを効率良く学ぶには、プログラミングスクールを利用するのがおすすめです。
独学の場合、スケジュール管理の難しさや挫折してしまうケースも少なくありません。ご自身の都合に合わせた学び方を選択できることがプログラミングスクールも多いので、一度プログラミングスクールの無料体験や相談を受けてみてはいかがでしょうか。
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