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情報処理安全確保支援士試験の攻略法を公開!勉強時間の目安とおすすめの教材を紹介

最終更新日 : 2023.07.11

情報処理安全確保支援士試験の攻略法を公開!勉強時間の目安とおすすめの教材を紹介

「情報処理安全確保支援士試験の概要や勉強方法を知りたい!」
「情報処理安全確保支援士試験の合格には何時間の勉強が必要?」

情報処理安全確保支援士試験と聞くと、上記のような悩みを持つ方も多いのではないでしょうか?

情報処理安全確保支援士試験は、IPA(情報処理推進機構)が実施する試験の中でも最高難易度で、合格には広範な知識と高度な技能が求められます。

しかし過去問やテキストを使ってしっかりと対策を行えば実務未経験者でも合格可能です。

この記事では情報処理安全確保支援士試験の攻略法について試験の概要から、効率的な勉強方法まで詳しく解説します。

情報処理安全確保支援士試験(SC)とは?

情報処理安全確保支援士試験(SC)とは?

情報処理安全確保支援士試験(SC)は、IPA(情報処理推進機構)が実施する、情報セキュリティに関する専門知識と技術を持つ人材を認定するため試験です。

情報処理安全確保支援士試験の対象者は、情報セキュリティの専門家やシステム管理者、またはそれらを目指す人で、情報セキュリティの専門知識と技術を持つことが求められます。

情報セキュリティに関する幅広く、深い知識や技術が問われることから難易度は非常に高く、IPAの試験における最高ランク「レベル4」に位置付けられています。

情報処理安全確保支援士試験に受かることは可能?

情報処理安全確保支援士試験に独学で受かることは十分可能です。

情報処理安全確保支援士試験の難易度は高いものの、試験対策の方法が広まったおかげで近年合格率が20%程度と、年々上昇傾向にあります。

したがって情報処理安全確保支援士試験は高度情報試験の中では比較的取得しやすい資格だといえます。

しかし合格するには広範な知識と高度な技能が必要であり、個々の学習能力や経験によって異なりますが、合格には500時間の勉強が目安だといわれています。

情報処理安全確保支援士とは?

情報処理安全確保支援士とは?

情報処理安全確保支援士は、近年重要性が高まっているサイバーセキュリティ分野の専門家の育成を目的として2016年に制定された資格です。

情報処理安全確保支援士には、システムの分析を行って経営リスクや社会的責任に関する様々な提案をしたり、セキュリティ対策の企画や開発を行ったりすることが求められます。

AIが社会に広まったことでデータの保管が重要となった現在、サイバーセキュリティの重要性はIT会社だけでなくあらゆる組織において高まっています。

そのため情報処理安全確保支援の取得は、IT分野でのキャリアパスを広げるだけでなく、組織のセキュリティ対策を強化する上でも大きな意味を持ちます。

情報処理安全確保支援士試験の出題範囲や難易度は?

情報処理安全確保支援士試験の出題範囲や難易度は?
ここでは、情報処理安全確保支援士試験(SC)の出題範囲や、試験難易度について詳しく解説していきます。

情報処理安全確保支援士試験の出題範囲は?

情報処理安全確保支援士試験の詳細について、以下の表でまとめています。

午前I 午前II 午後
出題形式 選択式問題 選択式問題 記述式問題
問題数 30問 25問 全4問のうち2問選択
制限時間 50分 40分 150分

情報処理安全確保支援士試験は、午前と午後の2部構成で行われます。また午前の試験はIとIIの2つのセクションに分かれており、合計3つの試験を受ける形式となっています。

午前の試験ではともに60点、午後の試験ではA~Dの評価のうちA評価が基準点となっており、各試験の得点が基準点以上であれば合格です。

それではそれぞれの試験内容について詳しく解説していきます。

午前I

午前Iの試験では、応用情報技術者試験の範囲からITに関する全般的な知識についての問題が出題されます。

他の高度情報試験と試験範囲が被っており、過去問からも同様の問題が繰り返し出題されているため、しっかりと勉強をすれば得点が取れるでしょう。

出題形式は4択問題が全30問、制限時間は50分、合格基準は60点となっています。

午前II

午前IIの試験では、以下のような情報セキュリティに関する応用的で幅広い知識が問われます。

  • セキュリティ分析
  • セキュリティ設計・開発
  • セキュリティ運用・監視
  • セキュリティインシデントへの対応
  • セキュリティ監査・評価

午前Iの試験と同様、過去問題から同じ傾向の問題が出題されるため、過去問題を中心に暗記と用語の理解を行うことが試験対策として有効です。

出題形式は4択問題が全25問、制限時間は40分、合格基準は60点となっています。

午後

午後の試験は、以前は午前試験と同様、午後Iと午後IIの2つのセクションに分かれていましたが、令和5年秋期の試験から1つの試験に統合されます。

午後の試験が一本化されたことで、得意な分野の問題を選択できたり、試験時間が短縮されて時間配分の自由度が拡大したりと、受験しやすさが向上しました。

制限時間や問題形式に変更はありますが、問われる知識や技能は以下の通り情報システムに関する実践分野から出題され、試験範囲に変更はありません。

  • 脅威分析
  • 脆弱性分析
  • システム管理
  • セキュリティ設計・開発
  • セキュリティ運用・監視
  • セキュリティインシデント対応
  • セキュリティの評価

過去問題と出題範囲が変わらないため、過去問題を解いて問題の傾向を把握し、解答できるようになっておくことが試験対策として有効です。

出題形式は全4問のうち2問を選択する記述式、制限時間は150分であり、A評価を獲得できれば合格です。

情報処理安全確保支援士試験の効率的な勉強方法

情報処理安全確保支援士試験の効率的な勉強方法
ここでは情報処理安全確保支援士試験に合格するために効率的な勉強方法について詳しく紹介していきます。

参考書やテキストを活用する

情報処理安全確保支援士試験の対策として、まずは参考書やテキストを活用することが基本です。

試験範囲を網羅した参考書を選び、一通り読み進めることで、試験に必要な知識を身につけられます。

また理解が深まったら、具体的な問題を解く練習を行うことで、知識を定着させましょう。

過去問を解く

過去問題を解くことで、問題の傾向や難易度を把握できるため試験対策として非常に有効です。

特に午前の試験は、過去問と同様の内容の問題が出題されることも多いため、しっかりと過去問を使って対策をすれば得点に繋げられます。

また午後の試験に関しても、出題形式は変更されるものの、出題範囲は変わりません。

過去問題を解くことは記述形式に慣れたり、応用的な知識に関する自分の弱点を見つけ出したりするために役立ちます。

講座や予備校、セミナーに参加する

情報処理安全確保支援士試験の対策として、講座や予備校、セミナーに参加するのも効果的です。

専門の講師から直接指導を受けることで、自己学習では見落としがちなポイントを押さえることができます。また他の受験者と情報を交換することで、新たな視点を得ることも可能です。

特に「資格の学校TAC」は、情報処理安全確保支援士試験の対策に特化した講座を提供しており、試験対策に役立つ情報が満載です。

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まとめ

情報処理安全確保支援士試験は、その難易度から一般的なIT資格とは一線を画す難易度の高い試験です。

しかし参考書やテキストでしっかりと基礎知識を身につけて、過去問を参考に対策をしっかりと行えば独学でも十分合格可能です。

また情報処理安全確保支援士試験に合格すればその価値は大きく、IT分野でのキャリアアップに直結します。

本記事が、情報処理安全確保支援士試験合格への一助となれば幸いです。

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